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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第1回 片腕ドラゴン


というわけで、記念すべき第一回放映作品はあの名作「片腕ドラゴン」(獨臂拳王/ONE-ARMED BOXER)!
「片腕ドラゴンってビデオで出てたっけ?」と思ったあなた!エラい!
「燃えよドラゴン」に続いて日本で公開された本作は、70年代カラテ映画が続々ビデオ化されたバブル期においても、何故かビデオ化されずに現在にいたった幻の作品…のはずだったんですが!
今回入手したのは台湾製直輸入!限りなく公開当時に近いオリジナル版!
刮目して見よ!
(注;中文字幕で、かろうじて話が分かりますが、以下のストーリー紹介は、かなりの部分を想像力で補っていますのであらかじめご承知おきください)


ストーリー

時は清朝末期、正義の拳士、余天龍(ジミー・ウォング)は、敵対する道場に恩師以下道場一門皆殺しにされ、自らも片腕を失う。
半死半生のところを通りかかった町医者に助けられたジミーは、残った片腕を秘伝の法により鉄の拳と鍛え、仇敵の道場の雇った沖縄、韓国、日本、タイ、インド、チベットの武道家たちと血みどろの激闘を繰り広げるのであった…というストーリーですが、簡単に言うと特訓復讐唐突な劇終です

 落語の三題話みたいですけど、70〜80年代のクンフー映画のストーリーは全部これです。 違うのは誰が殺されるかくらいです。

いつもアイデア勝負のジミー先生の映画。 本作ではなんといっても、片腕アジア武道家連合です。

片腕というハンデを特訓により克服するのが、ストーリー上の重要なポイントなんですが、ジミー先生のムチャな特訓によりこのシーン以降「ストーリー」など百万光年の彼方に吹っ飛んでいきます。特訓といってもジミー先生、地道な筋トレなんかしません。 燃え盛る火を前に悲壮感あふれる顔で復讐の決意を新たにするジミー先生、いきなりの中に残った片腕を突っ込みます! 苦悶の形相のジミー先生、焼きただれていく腕! なんでこんなムチャをするかというと、助けられた町医者に代々伝わる秘伝の薬酒というのがあって、腕の筋肉を全部焼ききって(!)後、その薬酒に1ケ月つけこむと、強靭な筋肉が再生する!…らしいです。

…で、結局腕を黒コゲにしたところでジミー先生、気絶します。 すかさず町医者が薬酒に腕をひたすと、シューとかいって薬酒が沸騰するあたり芸が細かいというか何というか…1月後、強化アームを(文字どおり!)手にしたジミー先生、この腕を鉄よりも固く鍛えるんですが、もちろん地道なマキワラ打ちなんかしません。 足踏みミシンと餅つき機を足して2で割ったような奇っ怪なマシーンで、腕をガンガン叩いて鍛えます。 黒光りする鋼鉄の拳は、もう石だろうが木だろうが、触れるものみな木っ端みじんに粉砕します。

 で、もう一方の(後のスト2やワールドヒーローズを彷彿とさせるような)アジア武道家連合ですが、沖縄唐手、韓国テコンドー、日本柔道、ムエタイ、ヨガ、チベット密教気功術の面々、ジミー先生の道場に乗り込んでくるシーンがムチャクチャ見せ場です!(ヘンなコスプレオヤジの集団にしか見えないこともないですけど)ここでジミー先生、牙の生えた沖縄の唐手家(コイツが一番の強敵)に片腕を素手で切り落とされます。このオヤジ柱も切り倒して見せたりしてもうムチャクチャです。 他にも逆立ちして闘うインド人やら、体が風船のようにふくらんで打撃をはねかえすラマ僧やら、もう世界ビックリ人間大集合というか「世界の怪拳・奇拳(by民明書房)」というか…!

この連中に道場一門皆殺しにされたジミー先生、いよいよ中盤から復讐に転じるわけですが、かたや鉄腕サイボーグ、かたや世界ビックリ人間大集合ですから、ひたすら奇想天外荒唐無稽なアクション描写がラストまで無限大に加速しながら続きます。そしてラスト、石切場で最後の対決におもむくジミー&武道家連合!
映画的興奮の全てが、今、ここにある!


…というわけで記念すべき第一回放映作品は片腕ドラゴンをお送りしました!

いや〜しかし目の黒いうちにまたこの作品が観れるとは思わなかったですね。(ネットでたまたま見かけた広告ページのおかげです(70〜80年代クンフー映画に興味のある人は必見!)→新亜細亜貿易


…そこで次回は! 今は亡き(なのか?)ビデオ安売王のバカプロレスビデよりバカシンクロ率400%の大怪作!

旧IWAジャパンのナカマッキーこと中牧昭二主演の…

「一軒家!家庭内暴力デスマッチ」
COMING SOON!