| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第9回 恐竜の惑星
…というわけで、今回の作品は
ジム・ダンフォースの職人芸(だけ(^^;)が光る!
恐竜の惑星(PLANET
OF DINOSAURS)だっ!
ストーリー
冒頭、宇宙航行中の宇宙船が突如原子炉の事故をおこし爆発! 乗員は緊急用シャトルで脱出、未知の宙域で偶然発見した地球型の惑星に緊急着陸をした。 だがその惑星は原始の地球にも似た、恐るべき恐竜の惑星であった…
と、いかにも文字で読むとスリリングなオープニングなように聞こえますが…この映画の恐るべきところは、以上の危機的状況と脱出劇を、全て船長と乗員のセリフのやりとりだけですましていることなんですね!
冒頭の宇宙船も、なんかチープで(プラモ丸出しくらいならともかく…シーンによってはどう見ても写真の切り貼りじゃあないのか?と思わせるのもあり)宇宙船の室内も、船長や乗員の顔だけにライトがあたって後は真っ暗…ようするに宇宙船内部なんてえのが少しもでてこないんです! わたしも今までいろんなチープな宇宙モノを見てきましたが…その中でも5本の指!…というか妖怪人間ベムの片手のうちには入ろうかというヒドさです!
だいたい唯一登場するメカ?である通信機(これで船長と乗員がモニターを通じて状況説明をする)が、操作パネルなんて気の利いたものじゃあなく…ダイヤル式のつまみなんですよね…スイッチ類が(^^;)
とてもスター・ウォーズと同年(1977年)につくられた作品とは思えないです!(^^;)
で、惑星の海の部分にシャトルは不時着するんですが…いきなり「浸水がおこって船が沈むから脱出だ!」とくるわけです! 浸水って…宇宙空間用の脱出シャトルがそんなに簡単に水もれしていいんですかあ?(^^;)
そこで全員脱出して岸まで泳ぎつくんですが…通信設備をシャトルに忘れて(!)きたことに気付いた女性隊員が「あの機材は水に浮くように設計されているから大丈夫です!」と言って「私の責任ですから」といって宇宙服を脱ぐといきなりビキニの水着で、海(…どうみても向こう岸が見えているのですが…)を泳いでいくと、突然ワニだかサメだかなんかよくわからないものに襲われて死んじゃいます そこで一同「ここは危険だ!」といって内陸の方に向かうんですが…そこで彼らが見たものは!
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…巨大な首長竜の姿!
「何故ここに恐竜が?」
「ここは地球によく似た惑星だから、恐竜に似た生物がいてもおかしくない。 ここは地球よりも若い星なんだ」
で、あとはひたすら救助が来るのを待つ間、どうやってこの星で生きていくのか…という惑星サバイバルもの(あるのか?そんなジャンルが?)になっていくのですが…この映画の売りって、結局巨匠ジム・ダンフォースが生命を吹き込んだ恐竜だけになるんですが、さすがはジム・ダンフォース! どう考えても少ない予算と製作時間の中でギリギリ上質のアニメートを見せてくれます!
…そこで乗員たちはこの惑星で生き残るべく、恐竜を喰ったり喰われたりして過ごしていたのですが…巨大な肉食恐竜(アロサウルスあたりがモチーフかなあ?)が出現してから、ストーリーは対肉食恐竜迎撃作戦 としてがぜんヒートアップ!
「防護柵作戦」 「毒餌作戦」 「毒槍トラップ作戦」等々…(作戦が失敗する度に乗員が一人ずつ喰われていくんですが(^^;)
サバイバルマッチを繰り広げていくうちに、突如! 話の展開とはさほど脈略なく!
とてつもないキャラクターが!
なんと「原始怪獣現わる」(1953年作)の、あのリドサウルスが〜っ!
ひょっこり出て来てそのまま肉食恐竜に喰われる役で友情出演だ〜っ!(^^;)
う〜ん、しかしよくこの映画の製作時点で四半世紀も前のクリーチャーがよく残っていたなあ…なんでもこのリドサウルス、あのお方みずからアニメートなされたという噂もあり?…真相はどうなんでしょうねえ?
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…それで結局映画の方は(^^;) 見事肉食恐竜を倒した乗員たちが、この惑星に原始的ながらも、人類の社会を新たに築く第一歩を踏み出したところで終わるのであった…
という話なんですが! なかなか恐竜ムービーとしては見るところがある作品で(^_^)、登場する恐竜もプロントサウルス(今はアパトサウルスっていうんですか?)、ステゴサウルス、トリケラトブス(亜種)、人間大の肉食恐竜、大型の肉食恐竜、別格のリドサウルス、それからジュラシックパークの20年前にダチョウ恐竜を出しているあたりがなかなかポイント高し!(あと恐竜の他にも巨大なクモがモデルアニメートされている)
ありそうでなさそうな「トリケラトプスの角でくし刺しにされる人間」ってのもきっちりアニメートされていて(しかもそれは恐竜の卵を喰った報復!)…本当に!ジム・ダンフォースの職人芸(だけ(^^;)が光る!作品でした!
(注)ストッップ・モーション・モンスターについてより詳しく知りたい人は、当HP相互リンク先、「プロジェクトT」へ今すぐクリック!→
…というわけで、きまぐれムービーシアター第9回
ジム・ダンフォースの職人芸(だけ(^^;)が光る!
恐竜の惑星(PLANET
OF DINOSAURS)をお送りしました!
そこで次回は!きまぐれムービーシアター第10回記念作品として!
ここらでひとつビッグ・タイトルのメジャー路線を!
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その名は誰もが知っている(?)
まさか後年あれほど続編が作られるとは当時誰もが思わなかった…
「アタック・オブ・ザ・キラートマト」COMING SOON!