| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第11回 地獄の門
…というわけで、今回の作品は
ルチオ・フルチの18番!
地獄の門が開いて死者がこの世にあふれ出す…
地獄の門(GATES
OF HELL/CITY OF THE LIVING DEAD)だっ!
ストーリー
冒頭、女の悲鳴と共にタイトル「CITY
OF THE LIVING DEAD」
…そうです!この「地獄の門」日本で発売されたビデオはタイトルがこっちバージョンなんですう!(T^T)
どうでもいいことのようですけど、やっぱり「地獄の門」は「GATES
OF HELL」でなきゃあっっっ!…
(閑話休題)
さて、おなじみの重苦しいフルチ・サウンド(♪ド・ドーン、という例のあれ)で始まるこの作品、いきなり字幕で「dunwitch」!
ダ、ダンウィッチ?…かといって別にラブクラフトとかクトゥルフ神話とはまったく無関係なんですけど(^^;)
「不滅の魂よダンウィッチに来たれ」とか墓石に刻まれた墓地でいきなり神父が首つり自殺!もちろん神父が自殺するなんて最大級の神への冒涜になるんでしょうけど…ネタばれのようですけど、「なんで神父が自殺したのか?」というのは映画を最後まで観ても分りません!(^^;)
結局ただ単に「自殺する神父」という絵が撮りたかっただけなんでしょうけど…!(^^;)
このシーンに限らず(というか、この映画に限らず(^^;)フルチの映画ってやたら印象的なシーンばかり頭に残って、、ストーリーがさっぱり思い出せないんですよね(^^;) なんか似たような(というかわけわかんない)話ばかりですけど… まあフルチの作品にストーリー性をもとめる人もあまりいないでしょうけど(^^;)
そこで舞台は一転してニューヨーク、時まさに降霊術の真っ最中!
実はさきほどの「自殺する神父」の姿は、その中の一人が見たヴィジョン…という演出だと思うんですが…(^^;)
若き女霊媒師のマリー(一応?本編の主人公、演じるはあの…といってもわかんないでしょうけど(^^;)実写版「ベルサイユのバラ」のオスカルを演じたカトリオーナ・マッコール!)が「死人が…死人の町が見える!」とか叫んでトランス状態のまま昏倒、…「マリーは死んだ!」って、ええっ? い、いきなり唐突な?(^^;)
現場検証に来たなんかやたら濃い顔の刑事に、主催者である初老の女交霊術師イルザが、「マリーの死は4000年前に書かれた本の中で予言されている」と告げるんですが、おお!ダンウィッチで本というと?…「イノック」って、なんですか?その本は(^^;)そんでオカルト懐疑派の刑事の前で、突然空中に炎の塊が吹き上がる、という怪奇現象が? 思わず息を飲む刑事! …そしてその刑事は…そのあとまったく登場しません!(^^;) ついでに「イノック」なる本の存在も物語途中から完全に忘れさられてしまいます! これはもうただ単に…そういう絵が撮りたかっただけなんでしょう!(^^;)
そして事件?をかぎつけた記者ピーターがマリーが埋葬される墓地にいくと、ちょうど納棺するところ、そして唐突に…「マリーが生き返った!」 声がだせないマリーが棺を中からかきむしる! 気づかずたちさろうとするピーターと埋葬業者! そしてついにマリーの口から悲鳴が! (ここんところの演出はうまいです!) つるはしをふるって棺をぶち壊すピーター! そして棺にあいた穴からはいつまでも続くマリーの絶叫が…
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と、ここで舞台は再びイルザの部屋、マリーの死と再生について
「…それは彼女が死と闘ったから」
…それだけかあ!(^^;) 結局これって「早すぎた埋葬」の絵を撮りたかっただけなんでしょうけど…(^^;)
と、ここで「イノック」について説明があって、その中に「悪霊に立ち向かう人間の死の恐怖の、人類最初の恐ろしい記述」があるそうなんですが、「悪霊は人間の血に飢え」「その欲望はやむことがなく」「月曜日に諸聖人の日が終わると死者の日が始まり」…結局ダンウィッチで開いた「地獄の門」を閉じないと、「死者の霊は眠らず」「人類が破滅を迎える」そうなんですが…これ読んで(聞いて「何言っているんだか」わかった人、います?(^^;)…何度観てもさっぱり分りません!
結局「地獄の門」というタイトルで映画が撮りたかっただけなんでしょう!(^^;)
ここまで読んで「ルチオ・フルチってなんだかいいかげんなやつだなあ?」とか思った人はえらい! いいかげんなやつなんです!(会ったことないけど…たぶん(^^;)
そしてイルザの説明に納得した(…普通はしません)マリーとピーターはダンウィッチまで「地獄の門を閉じに行く」んですが、この後ストーリーの方が加速度的に投げやりになってきて、演出的にどうのこうのという範疇を越えてさっぱり話が分りません!(^^;)
しかし名?シーンは続出します! …もしかして「先に撮りたいシーンだけひとまず撮って」あとですきまを埋める話を考えたんじゃあないのか?と思ってしまいますが…(^^;)
そんでひとまず無意味な(笑)ストーリーを追うのをやめて、「何が起こったか」だけを追ってみると…
車の中でじゃれあうカップルの前に突如現れた神父の亡霊(首つったまま!) その目に見つめられた女の目から一筋、二筋血の涙が…そして口からゴボゴボとあぶくがでたと思ったら…ゲロゲロゲロゲロ!と際限なく吐き出される内蔵! 「ぬちゃくちゃねちゃ」という粘液質な音と「げぼがぼごぼ」というような吐瀉音があいまって思わず胸が悪くなる名シーンです!
「ちょっとした勘違い」から、村の変態青年が作業台に固定され、ドリルで頭をドリドリやられます! 左から右のこめかみに「ぼんぼろぼん」とお肉をまき散らかしながらドリルが貫通する名シーンです!
ゾンビとなって甦った死人が、後頭部をわしづかみにして「めりめりぶち」と脳みそごとむしりとる名シーンです!
突如窓から吹き込む「うじ虫の集中豪雨」!台風一過の後は床一面「うじうじ」とうごめくうじ虫の群れ…という名シーンです!
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てなことをしているうちに、ダンウィッチにとだりついたピーターとマリー(…よく考えるとなんか安直なネーミングですね(^^;)がいつの間にか増えている仲間(笑)と地下の埋葬墓地に潜り込むと、「死者の日」が始まりかけて地上にも地下にも死者があふれでてきます! そしてついに登場したラスボスの神父! 見つめられたマリーの目からタラタラと血の涙が…?! 落ちていた十字架で神父の腹を一突きするジェリー!(ピーターはそのちょっと前に唐突に死んでます(^^;) ほどよく熟成していたのか(笑)ぽっかり開いた腹の穴! すると突然、唐突にそこから火がでて、神父は(なぜか(^^;)よみがえった死者たちも)炎につつまれて燃え尽きていくのであった…
…という話なんですが!
まったく何回観ても話がわかんない映画です! どう考えても行き当たりバッタリに作っているとしか思えません!
とにかくやたらと「唐突に」なんかがおこるんですよねー、伏線もなんにもなく(^^;)
まあ、「その映画の中に2つ以上光るシーンがあればその作品は名作である」という言葉をどこかで聞いたことがありますが、そういう意味ならばこの映画も…名作なんでしょうねえ?…たぶん
PS・ …結局「地獄の門」ってなんだったんでしょうか?(^^;)…まさか…神父がそうだってんじゃあないだろうなあ?(^^;)
…というわけで、きまぐれムービーシアター第11回
地獄の門が開いて結局なにがどうなったのかよく分らない…(^^;)
地獄の門(GATES
OF HELL/CITY OF THE LIVING DEAD)をお送りしました!
そこで次回は!
「人類に討つ手なし!」
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いよいよ上陸する「神のトカゲ」にちなんで…
復活した「ゴジラ」の海外再編集版にして、幻の名作「怪獣王ゴジラ」の正統なる続編でもあるという…
「GODZILLA 1985」COMING SOON!