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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第53回
フリークス


…というわけで、今回の作品は!

「東西無敵のハンディキャップ映画」の一本!

 フリークス(FREAKS)だっ!

ストーリー


「この世にも常ならぬ物語をお見せする前に−
 この驚くべき主題について一言申し上げておきたい
  信じようと信じまいと それはありのままの姿なのです

 このような物語が二度と映画にならないことを祈り
  自らの運命を変える事の出来ない人々に与えられた
   酷い仕打ちに怒りを覚え 私達はここに
    不具者、招かれざる者と言われた人々の 世にも恐ろしい物語を贈ります」
  (OPナレーションより)

冒頭、見世物小屋で前口上を述べる一人の男

「これは嘘でもまやかしでもない、正真正銘の生ける怪物だ
 笑うも驚くも諸君の勝手、しかしまかり間違えば 諸君も同じ身の上だった!」

そして語られる物語…

まあ話自体はごくごくシンプルな復讐談と申しましょうか、
「小人のハンスが相続する遺産に目がくらんだ空中ブランコ乗りのクレオパトラが愛人の怪力男ヘラクレスと共謀してハンスを毒殺、遺産を強奪しようとするも悪事が発覚、フリークスに復讐される」
という話なんですが…

やはりこの映画の「売り」はよくもこれだけのメンバーをそろえたものだと思っちゃうようなフリークスの競演!
また彼らのすごい芸の数々!(この人たち、実際のカーニヴァルの芸人なんですが)
中でも両手両足のない、いわゆる「人間トルソー」の黒人が口だけで煙草にマッチで火をつけてふかす芸(?)は実際に見ないととても伝わらない強烈なインパクト!

他にもシャム双生児の美人姉妹がそれぞれ他の男と婚約するドタバタなど、後の「バスケットケース」シリーズにも共通するようなフリークスギャグ(?)ネタ満載のストーリー!

まあ監督はベラ・ルゴシの「ドラキュラ」で有名なトッド・ブラウニング、製作は名門MGMと、どっちかっつーと「メジャー大作」なんですが!

あまりにも「インパクトありすぎ」で(^^;) 公開当時から賛否両論…というよりは非難の嵐で即刻上映禁止! 以後30年間封印された作品…なんだそうです(実際に10年ほど前までは、どこぞの大学とかの自主上映会でしか観る機会がなかった)

ラストは悪事の発覚を恐れたクレオパトラとヘラクレスが、フリークスに味方するピエロのフロゾとビーナス(?はて?そういえばこの人なんの芸人なんだろう?)もろともハンスを抹殺しようとるするもフリークスの逆襲にあい、クレオパトラは人間アヒルに改造されて(冒頭で男が前口上を述べていたのはこの人間アヒル)ヘラクレスは…たぶん殺されて

勧・善・懲・悪!


…という作品なんですが!

いや〜なんと申しましょうか(^^;)

個人的には山田風太郎の「甲賀忍法帖」や、楳図かずおの「猫目小僧」の1エピソードを思い出しちゃいましたね〜


…というわけで、きまぐれムービーシアター第53回

 「フリークス」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」