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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第61回
血の祝祭日


…というわけで、今回の作品は!

「血の魔術師」HGルイスのこの一本!

血の祝祭日(BLOOD FEAST)だっ!

ストーリー


「スプラッタムービーの始祖」「血のりのゴッドファーザー」とも呼ばれたH・G(ハーシェル・ゴードン)・ルイスの記念すべき血しぶきホラー第一弾! それがこの!「血の祝祭日」だっ!

…ってなとこですが(笑)いやぁ〜、最近すっかり(レンタルビデオ屋の)店頭から消えてしまいましたね、ルイス(^^;)

元々はシカゴを拠点に「メジャーがやらない」ヌーディ映画なんかを細々と撮っていた人なんですが、その手の分野にも大手が進出!これは困ったルイスさん…「エロがだめならグロだ!」というナイスな発想!(爆笑) 

そして6日(〜10日・諸説あり)間の撮影日数、7000ドル以下の制作費で制作されたのがこの作品っ!

で、肝心(?でもない(笑)の話の方なんですが、オープニングそうそう、入浴中の女を襲う変なオヤジ! 目をえぐって死体は刻み、足は袋で持ち帰りっ!

…てな感じで、今見るとまあなんてこたぁないシーンなんでしょうが、当時(1963年)は「怒って席を立つ客が続出、また吐いたり失神する者も多数出た」…って、いつの時代も変わらぬフレーズ(笑)

なんでまたこのオヤジこんなことをしているかと言いますと、このオヤジ(名はラムゼス・アメリカの片田舎でエジプト料理の材料店を経営する男)実は5000年前のエジプトの暗黒信仰"イシター女神"を崇拝し、自らを当時の高僧の生まれ変わりと(勝手に)思い込み、若い女次々と襲ってはバラし、その血肉を供物としてささげていたのだった!

…てなところに、エジプト料理のパーティの依頼が? "イシター信仰血の晩餐"復活のチャ〜ンスッ!

てな感じで、あとはもうただひたすら血まみれ街道まっしぐら! バラしてバラしてバラしまくりますっ!頭をカチ割り脳ミソえぐり、舌を引き抜き、内蔵つかみどりっ!

ちなみに "イシター信仰血の晩餐"とは「処女の生き血を抜き、血肉を料理。 それを食した時暗黒女神イシターが復活する」という「いかにも」って感じ(^^;)のもんですが

そうそう!ルイスの作品の「見どころ」といえば、その血みどろぶりもさることながら、「稚拙さ」ってのも大きなポイント!(笑) セットの中では一本調子の固定アングル、カメラが動けば手ぶれでユレユレ(笑)さらに特筆すべきはルイス自らの手になる音楽!

♪ダン・ドン、ダン・ドン、(パパパパ〜…はハーベストか(笑)という「適当に叩いている」としか思えないドラムに唐突にかぶさる(これまた指一本奏法かと思われる)パァーッとかポーッというシンセサイザー(?)の響きっ! 一度聞けば耳について離れないこと必定!

…まあそんなこんなで血の晩餐まであと一歩!というラムゼスですが、「好事魔多し」のたとえのごとく(?) 瀕死の被害者の残した「イター」という言葉からイモヅル式に(このあたりの展開がとても御都合主義!)悪事が露見! 警察に追われたラムゼスはゴミ清掃車に逃げ込んだところ、機械にまきこまれアッという間に生ゴミに!

「これでよかったんだ。 やつにあった死に様だ…ゴミのようにな!」と言い捨ててそそくさと引き上げる刑事たちに困り顔の清掃員の兄ちゃんも首をふりふり「ま、いっか!」てな感じで…END!


…という作品なんですが!

いやはや「色んな意味で」(製作者の意図と違うところで)楽しませてくれる作品ですね!(笑) 画面のあちこちから漂ってくる「いかにもテキトーにつくりましたぁっ!」って感じがとってもグッド!…て、命削って作ってたらゴメンナサイ(^^;)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第61回

 「血の祝祭日」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」


いや〜「血の魔術師」と大きくうたいながら、実は「血の魔術師」って未見なんですよね(^^;) とういうわけで!ルイス作品の代名詞ともなった「血の魔術師」「ゴア・ゴア・ガールズ」のとってもナイスなレビューが見たい人は!

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