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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第63回
カラー・ミー・ブラッド・レッド


…というわけで、今回の作品は!

「血の魔術師」HGルイスのこの一本!

カラー・ミー・ブラッド・レッド(COLOR ME BLOOD RED)だっ!

ストーリー


さて、「血の祝祭日」「2000人の狂人」に続く、いわゆる(?)「血の三部作」の最後をしめくくるのがこの作品なんですがっ!

これを最後に、映画製作を始めた当初からのパートナーであり友人でもあるデビッド・F・フリードマンと袂を分かつことになったというのは有名な話…でもないか(^^;)

冒頭、画廊で一枚の絵を万感の想いを込め見つめるオーナー。 やがて意を決したかのようにキャンバスを表に運び、おもむろにガソリンをかけ火をつける…のはいいんですけど、

な、長いっ!(^^;) いやまあ、このキャンバスの燃えさかるる炎にタイトルクレジットがかぶさるまで、おおよそ2分!その間、♪ダン、ダダン、ダン、ダダンというような単調なドラムのBGMが延々と鳴り続き、はてしなくテンションが下がるは必定!

話の方は「思うような色が出せないスランプにとりつかれた画家が、ふとしたことから血で絵を描くことにとりつかれる」という、まあよくある話(どこがだ!)ではあるんですが…

「ふとしたこと」というのが
1) 思うような絵がかけず、批評家からも酷評された主人公(?なんでしょうね)の画家、アダムが激情にかられ、描きかけの作品をキャンバスごと叩き割ったままアトリエを飛び出し
2) 訪ねてきた主人公の婚約者が床に落ちているキャンバスに手を伸ばしたところ飛び出た釘に指先を刺され、したたる血を思わずキャンバスの布地でぬぐってしまい
3) そこをアトリエに戻ってきたアダムが偶然見つけ…

という展開がものすごく不自然な展開(わざとらしいカット)で語られます!(^^;)

で、その血の色にインスピレーションを受けたアダムが、自らの指をカミソリの刃で傷つけ、しぼり出した血でキャンバスを塗り込めていくんですが!…

描けば描くほどコンディションが低下していきますっ!(笑)

両の指全てにテーピング、服は血まみ・青息吐息のアダムを「こんなこと普通の画家のやることじゃないわ!」となじる婚約者(そりゃそうだ) これに逆上したアダムは思わずパレットナイフでこめかみを一撃!

たっぷり絵の具を手にしたアダムは、とりつかれたかのように作業に没頭、ついに完成! 批評家からも「これぞ最高傑作!」「この絵は古典となりやがて教科書にも載る!」などの絶賛を浴びることに!(それでいいのか?(^^;)

ところが後が続かず再びスランプ! ストレスと強迫観念で目がいっちゃてるアダムがアトリエの窓からふと見る先には海辺でたわむれるカップルの姿!(以下お約束)

てなもんで、またまた絵の具を調達したアダムに再び起こる称賛の嵐!  だがもはやアダムは血の絵の具なしでは、なにひとつ描くことができなくなっていたのであった。

そんな折り、ふと知り合った若い娘が「母親がアダムの大ファン」ということで娘の肖像画を描くことになり、再びチャ〜ンス!

ところが悪事は露見するもの。 浜辺に埋めた(というか砂かけただけ)婚約者の死体が発見され、娘の背後から片手にオノ、片手に受け皿をもち忍び寄るアダムの前に、飛び込んで来た娘の恋人が散弾銃のゼロ距離射撃!

顔面直撃・血みどろとなったアダムは、息絶えながら真新しいキャンバスに血染めの自画像を残すのだった…(このあと冒頭のシーンに続く)


…という作品なんですが!「血の祝祭日」で初のスプラッタムービーとして華々しく(?)躍り出たルイス先生、次の「2000人の狂人」でさらに飛躍! 3つ目の本作品でいきなり失速・墜落してます!(^^;)

いやはや、なんつーかホラー映画としてもよくできた「2000人の狂人」と笑える要素満載の「血の祝祭日」に比べ、血ノリの量・質(殺しの手口)ともにスケールダウンしてますからねー

やっぱこの手の映画の「面白さは血ノリの量に比例する」って法則は正しかったんでしょうか?


…というわけで、きまぐれムービーシアター第63回

 「カラー・ミー・ブラッド・レッド」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」


いや〜「血の魔術師」と大きくうたいながら、実は「血の魔術師」って未見なんですよね(^^;) とういうわけで!ルイス作品の代名詞ともなった「血の魔術師」「ゴア・ゴア・ガールズ」のとってもナイスなレビューが見たい人は!

キタポン"ザ・ナイスガイ"☆gopyさんVideoshopTroopersへ今すぐGO!→