| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第70回
SF月世界探検
…というわけで、今回の作品は!
「ハリーハウゼンもの」のこの一本!
SF月世界探検(FIRST MEN IN THE MOON)だっ!
ストーリー
さて、ストップモーションアニメの大御所、レイ・ハリーハウゼンといえばギリシア神話やアラビアンナイトの世界に題材を取ったファンタジーものがつとに有名ですが、忘れちゃいけない正統派SFモノとでもいうべき一連の作品、中でも近代SFの始祖ともいうべきH・G・ウェルズ原作によるのがこの作品っ!
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人類初の月面への有人着陸成功に世界中が歓喜の渦に包まれる中、探検隊が月面で発見したものは、色あせたユニオンジャックと「ヴィクトリア女王に栄光あれ」と冠した書簡、日付はなんと65年前にさかのぼる1989年! その書簡に記された署名を元に国連調査団が探し当てた誇大妄想狂患者として永らく収監されているベッドフォードという男。 彼こそが「月世界最初の人間」だったのだ!
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というわけで! この作品はかの有名なウェルズの「月世界最初の人間」を原作に、かなり忠実にトレースして造られているんですが!重力遮断合金セイバーライトを使った宇宙船のデザインがすごく秀逸! 「タイムマシン」の航時機といい、「宇宙戦争」の火星人のウォーマシーン(まあこれは原作とは違いますが)といいウェルズ原作の映画化って、デザインがとってもいいんですよね(^_^)
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ストーリーの方はしごく明快! 破産を宣告されたベッドフォード(この人山っけのある投資家くずれ)が戯曲でも書いて一山当てようと田舎に引き込もったところ、カボールという変人科学者と知り合うことになり、彼の発明した重力遮断合金セイバーライトの実験に立ち会うことに。 「月には良質な金鉱脈がごろごろしている」というカボールの言葉に乗せられたベッドフォードはともに人類初の宇宙旅行を決意! 出発間際に(いろいろあって)飛び乗ったベッドフォードの婚約者ケートと合わせて3人は一路月へと!
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死の世界かと思われた月面には、なんと高度な文明による、呼吸可能な人工大気に支えられた広大な地下都市が! そこには月人セレナイトや彼らの家畜、巨大な月牛・ムーンカーフといった地球の生態系とはまったく異なる生命が存在したのだった。
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月人の高度な技術で造られた翻訳装置により意志の疎通が可能になり、闘争に明け暮れた人類の歴史を聞いたセレナイトの王(女王?)はいずれ平和な月世界が地球人に侵略されることを恐れ、セイバーライト製造の秘密もろとも、カボールたちを月面に留めようとするが、ベッドフォードとケートは隙をみて脱出! なんとか地球に帰還するも宇宙船は失われ、誰一人彼らの話を信じるものがなかった。
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だが65年後の今、月面の書簡という動かぬ証拠を前に「月世界最初の人間」の警告を伝えられ、緊張した面持ちで地下都市へ侵入した探検隊が見たもの、それは数十前に地球から運ばれた未知の病原体−ありきたりの風邪のウィルス−によって全滅した廃墟だった…。
…という作品なんですが!
いやあ、なんというか古きよき時代のSF、というかまさに「空想科学小説」を絵にしたような映画ですね〜(^_^) ハリーハウゼンのダイナメーション作品としては小粒なんでしょうが(なんせ登場するクリーチャーがほとんどいない) 原作ファンのわたしとしては永らく「幻の作品」だったわけで大満足です!
…というわけで、きまぐれムービーシアター第70回
「SF月世界探検」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」
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