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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第90回
グリズリー


…というわけで、今回の作品は!

「動物パニックもの」のこの一本!

グリズリー(GRIZZLY)だっ!

ストーリー


…動物パニック「もの」といっても今回これ一本で後が続かないんですが(笑) ワゴンセールでようやっとGETしました「グリズリー」! これってなかなかありそでなさそな作品なんですよね。 で、内容を一言で言うならば…

山のジョーズ!(爆)

舞台は国立森林公園。 二人連れの女性パーカーが襲われるところから惨劇の幕が上がるわけなんですが、映画半ばまで登場するのはグリズリーの腕のみ! 犠牲者に迫る一人称視点のカメラワークといい、恐怖感を徐々に盛り上げるための演出かと思いきや…

ただ単に撮影をごまかしているだけなんですよね(笑)

人喰い熊が捕獲されるまで、公園閉鎖を主張する森林警備隊長ケリーに、管理責任者キトレッッジは自らの管理責任を問われることを恐れ、あまつさえ事件に注目するマスコミを利用し宣伝活動さえする始末!

キトレッジの雇ったハンターたちをあざ笑うかのように、次々と殺人を繰りかえすグリズリーはついに山を降り人を襲い始める。 グリズリーを撃つ決心をしたケリーはレンジャー仲間のドン(ヘリコプターパイロット)とスコット(動物行動学のプロ)とチームを結成…おお!

署長・船長・動物学者の三位一体!(爆)
(今や元ネタ知らない人も多いんでしょうねー)

ところが麻酔薬で生け捕りにしようと(笑)単身出かけたスコットはクマに襲われあえなく絶命。 ヘリコプターで空から捜索するケリーとスコットも、着地した一瞬のスキを襲われ、スコットは強烈なベアハッグに全身の骨を砕かれ死亡。 一人残されたケリーに迫るグリズリー!

このあたりでようやく全身を見せるグリズリーなんですが、劇中設定が「体長約6メートル、推定体重1トン」 プレスシートによれば実際の撮影に使われたのも「体長4メートル体重800キロ」のオスのグリズリー(実物)なんだそうですが、

たぶん2メートルくらいしかないです。ツメとキバは抜かれてませんが(笑)

…危うしケリー! だが「こんなこともあろうかと」つんでおいたロケット砲を!(一瞬写るクマのハリボテがスゲェぞんざい)

爆発炎上するグリズリー!

肉片ひときれ毛ひとすじ残さず燃え尽きたグリズリー、スコットの死体、乗ってきたヘリコプターを後に残し、一人山を降りるケリーの姿があった(完)


…という作品なんですが!

いや〜ここまで露骨なパクリというか便乗商法を見ると、なんだか一種のすがすがしさを感じてしまうのは気のせいでしょうか(笑)

で、劇中ではかなり唐突に出現する印象のグリズリーなんですが、小説版では自然開発に追われ森林公園に逃げてきた際、ケガのため満足に獲物が取れず「人喰い」になったこと、氷河期に生息した絶滅種である巨大熊への突然変異的な先祖がえりであることなどがていねいに書かれております。


…というわけで、きまぐれムービーシアター第90回

 「グリズリー」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」

  

こういう時でもないと披露できない(笑)お宝(?)グッズ
(左) 勁分社から発行された(昭和51年初版)ノベライズ(たぶん絶版)
ハッキリ言って映画本編より10倍は面白いです(笑)
クライマックスはヘリコプターから手榴弾で追いつめたグリズリーに火炎放射器でとどめを

(右) キングレコードから発売されたオリジナル・サントラレコード(おそらく絶版)

主題歌「男の冒険」(WHAT MAKES A MAN?)
主題曲「グリズリーのテーマ」はこれのインストゥルメンタルだっ!(というより曲にムリヤリ歌詞をつけた?=劇中未使用)

What makes a man a man?
What makes him say "I can"?
What makes him stop and stand his ground?
When he's afraid what keeps him going and turns the game around?
When all his hope is gone,
What makes a man go on to finish up what he began?
what's there inside,deeper than pride?
What makes a man a man?