| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第95回
魔鬼雨
…というわけで、今回の作品は!
「ドロドロもの」のこの一本!
魔鬼雨(THE DEVIL'S RAIN)だっ!
ストーリー
ある嵐の夜、帰りの遅い父を案じる母と息子のもと、雨に打たれて帰ってきた父の目にはぽっかり黒い穴、コービスという名の男に一家代々伝わる「本」を渡せと言い残しみるみる溶けて流れてしまいますっ!
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さらにほんのちょっとのスキに母親までもがさらわれて、息子マーク(演じるはカーク船長ことウィリアム・シャトナー)は一路(コービスがいると父が言い残した)ゴーストタウンへと! (ちなみに邪教集団の司祭コービスを演じているのはアーネスト・ボーグナインという、低予算の割りにはなんか豪華なキャスティング)
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マークがそこで見たものは! さびれた教会の中でとりおこなわれる悪魔崇拝の儀式と、目のない信者たちにまじる母の姿であった…。
父母についで消息をたった兄マークを捜しに故郷に戻ってきた弟トムと霊視能力をもった妻ジュリー。 彼らを襲ってきた信者の「目であった穴」の向こうにジュリーが見たもの。 それはかって悪魔崇拝の邪教から抜け出すため、一家の先祖が「本」−信者たちが血で印した悪魔との血判状−を盗み出し封印したという過去の歴史!
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トムが教会の地下から何百年にもわたる信者たちの魂を閉じ込めた「器」−その中では永遠にやむことのない「悪魔の雨に」うたれ続けた魂が未来永劫苦しみ続けるという「壺」ーを発見した時、今度はジュリーがさらわれ、あわや儀式の生贄に? (信者の中に今度は兄マークの姿も?)
(ここでコービスが本来の姿だか悪魔の現身だか、とにかく「ヤギのツノを生やした悪魔」になるんですが特殊メイクの「変身後」よりも、ベースになっているボーグナインの「あの顔」の方が恐いんじゃないかという気もチラホラ(笑)
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ところが間一髪、わずかに残った良心を取り戻したマークが「壺」を頭上高くかかえ上げ、大地に叩きつけ砕くやいなや! 大音響とともに裂けた教会の天井からふりそそぐ「器」から解き放たれた「悪魔の雨」! そしてそれに打たれみるみる溶けていくコービスと信者たち!
「溶解人間」に先立つこと2年、元祖「ドロドロもの」(あるのか?そんなジャンル)屈指の名シーンっ!
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完全に溶け崩れ、泥と混じり大地へと消えていく邪教集団。 だが崩れゆく教会を前にトムと抱き合ったジュリーがふりかえると、それは邪悪な笑みを浮かべたコービスの顔!
悪魔は永遠に滅びることがないのだ(完)
…という作品なんですが!
なんでも「器」の中で降り続ける「悪魔の雨」は魂を悪魔に売り渡した信者たちの「良心」であり、「器」から解き放たれたそれに打たれたとき、初めて肉体は浄化され悪魔の呪縛から解き放たれる…そうなんですが、それにしては全っ然救いようのないラスト!(^^;) >新たな「器」の中で雨に打たれ泣き叫ぶジュリーの姿にかぶさるエンディングロール
まあこの映画、はっきり言ってストーリーうんぬんはどうでもよく(笑)ただひたすら「人間がドロドロに溶けていく」ビジュアル重視というか一発芸に近いものがあるんですが(笑) なんといっても特筆すべきは「魔鬼雨」という邦題の秀逸さ! (もっともいくら当時「悪魔の〜」がはやりとはいえ、「悪魔の雨」ではあまりにも芸がなさすぎというもの(爆)
…というわけで、きまぐれムービーシアター第95回
「魔鬼雨」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」