| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第98回
溶解人間
…というわけで、今回の作品は!
「ドロドロもの」のこの一本!
溶解人間(THE INCREDIBLE MELTING MAN)だっ!
ストーリー
♪闇にかくれて 生きるっ
そりゃあ「妖怪人間」やっ! みたいなベタなギャグはさておき「ドロドロもの」のラストをかざるにはやっぱりこれしかないでしょうの「溶解人間」満を持しての登場だっ!
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「人類初のこころみ」として土星に旅立った有人宇宙船「さそり5号」土星環到着の後、太陽の観測をはじめるんですが(なぜ土星までいってわざわざ太陽観測をするのかわたしに聞かないでください)
(土星から見る)太陽がムチャクチャでけぇっ!(^^;)
土星の太陽からの平均距離14億3千万キロ、地球が約1億5千万だからほぼ10倍、届く光は100分の1のはずなのに、燃えさかるプロミネンスまでハッキリクッキリ(そもそも土星の映像がどう見ても月面(アポロ計画のニュースソースの流用?)ってんだから科学考証もなにもあったもんじゃぁないんですが)
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で、土星環を通して太陽光線を浴びた乗組員なぜか失神、気がついたら(地球の)病院・ベッドの上ってんだから、いったいどうやって戻ってきた(これた)のか気になってしかたありません(^^;)(劇中一切説明なし)
目覚めた(3名の乗組員のうち)唯一の生存者スティーブ、なぜか顔中包帯・ベッドに拘束(拘束具=バンドはどう見ても「置いてあるだけ」にしか見えんのですが) これをひきちぎり(はねとばし)ふと見たわが手はドロドロに? 鏡の前、震えるその(ドロドロの)手で包帯をとったその下は!
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顔・面・崩・壊!
その場にでくわし悲鳴とともに逃げだした看護婦を追いかけたスティーブ。 なぜか突然の殺人衝動にかられ看護婦殺害のうえ、むさぼり喰ってしまいます!
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てな感じで「土星環を通して見た太陽光線」の影響で肉体が崩壊・溶解をはじめたスティーブ、脳が徐々に溶けてゆくにつれ、原始的な本能だけにつき動かされるようになっっていく(らしい)んですが、もうここから先
溶解人間さまよいながら、ひたすら人を喰い殺す
という展開がラストまでエンドレス(ってほどじゃないんですけど<(低)予算上)で延々と!
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途中片腕を失い(唯一の味方の)友人の科学者も警官に誤って射殺され、その警官も喰い殺した溶解人間。 観客が「いくらなんでもそろそろ」
「溶けてなくなるんじゃないの?」
…と疑問に思うころ、実際溶けてなくなってしまいます!(^^;)
掃除夫が街の片隅で見つけたボロきれと得体のしれないドロドロの物体、それこそが「溶解人間」スティーブのなれの果ての姿であった。 路上の汚物がすっかり掃き清められた頃、土星に向け新たな探索船が発進したニュースに世界中は歓声につつまれていたのだった。(完)
…という作品なんですが
「酔えば酔うほど強くなる」は酔拳おなじみのフレーズですが溶けるほどに強くなる溶解人間 (ストーりーがすすむにつれ)どんどんドロドロ度が進行していくそのさまを、若き日のリック・ベイカー師匠が低予算ムービーとは思えないいい仕事ぶりで魅せてくれます!(^_^)
…というわけで、きまぐれムービーシアター第98回
「溶解人間」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」