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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第101回
マニアック


…というわけで、今回の作品は!

「血しぶきホラー」のこの一本!

マニアック(MANIAC)だっ!

ストーリー


さてめでたく連載100回&2周年を迎えて一区切りついた感のある「きまぐれムービーシアター」 101回目からはちと趣味に走った「マニアックな展開」でお送りしていきたいと思います! …というわけで「マニアック」(笑)

かって(70〜80年代)一斉を風靡したいわゆる「スプラッタムービー」の中でもけっこうマイナー(?)な本作品、トム・サビーニの血みどろメイクと濃いキャスティングでやたら印象深い一品です。

舞台は冬のニューヨーク、デート中のアベックや街頭の娼婦が次々と惨殺される事件が! しかも女の死体には頭皮を剥ぎ取られた惨たらしい痕が?

犯人は(いきなり分かっちゃうんですが)「自称画家」のフランク・ジット(ジョー・スピネル) 「あばたヅラ+デブ+多汗症」という暑苦しいことこのうえないキャラクターなんですがこれって製作総指揮(兼脚本)のスピネル「素」のまんまなんでしょうね(笑)

フランクははがした頭皮を自宅へと持ち帰り、マネキンに釘で打ち付けては悦にいるという筋金入りの変態なんですが、殺人そのものは嫌悪していて「外出してはいけないんだ!」と

「自戒→殺害→後悔」の無限サイクル!

どうやらこれには「今は亡き母親への偏執狂的な想いがトラウマに…」ってまあ「お約束」なんですが(笑) 愛情が独占欲に高じると「殺害して永久保存したい衝動」のスイッチがはいってしまうというなんとも困ったチャン

というわけで、ふとしたことで知り合った女性カメラマン(キャロライン・マンロー)と初めて「真実の愛」に目覚めたわれらがフランク。 ふたりで出かけた墓参り、亡き母の墓前で殺害モード・スイッチオン!(爆)

ところが一瞬のスキをつかれ逆襲にあい、血みどろでアパートに帰ってきたフランクが苦痛にゆがむ意識の中ふとあたりを見回すと! マネキン人形が今まで殺害した女たちの姿にかわり、いっせいに襲いかかってまいります!

腕をもがれ腹をさかれ、とどめとばかりに生きたまま首をひきちぎられるフランク!

だが急報をうけかけつけた警官たちが見たものは!-出血多量(?)で生き絶えたフランクの死体?-「あれ」は自らの犯した罪への意識からフランクが見た断末魔の幻影だったのか? だが警官たちがドアを閉め部屋を後にした瞬間、クワッと見開かれるフランクの目!(完)


…という作品なんですが!

クライマックス(たぶん最も予算がかかったシーン)の「生首ひきちぎり」は後年「死霊のえじき」('85)でも同興のシーンがありますが、まだこの時('80)は低予算(たぶん)のせいもあってかダミーヘッドもちょっぴりチープ(といっても同時代に作られた作品の中では当然トップクラスなんですけど) っていうか、よく考えたら「頭皮はぎ」ってサビーニ十八番のアプライエンスフレキシブル・プロップに最適のシチュエーション!…って、なんのことやらさっぱりですね

●ダミー…そっくりにつくられた人形。 等身大の全身ダミーから(主にギミックをしこんだ)頭部のダミーヘッドまでサイズさまざま
●アプライエンス(マスク)…顔などに貼り付けて使用する薄いラバー製マスク。傷口ややけどのメイクに使用
●フレキシブル・プロップ…プラスチック製の(歯がひっこんだりする)ナイフなどの「無害な凶器」

…てな説明でいいんだろうか?(汗) 余談ですが個人的にはこの映画のマンローが一番よかったりして(笑)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第101回

マニアックをお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」

「80年代」といえばやっぱりここ
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