| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第108回
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド
…というわけで、今回の作品は!
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(NIGHT OF THE LIVING DEAD)だっ!
ストーリー
さて、世間一般で認知されているゾンビ映画のお約束(1:人の肉を喰らう、2:頭部=脳を破壊されるまで死な(?)ない)3:ゾンビに殺された者はゾンビになる)はこの作品から始まった!…というわけで「ジャンルムービーとしてのゾンビ映画」まずは基本のこの一本。
(でもよく考えてみるとこれって(1:人の血を吸う、2:心臓に杭を打たれるまで死なない、3:血を吸われたものは…)という吸血鬼映画のお約束がベースなんですよね)
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墓参りの姉弟が襲われるところから物語の幕は開き、弟は墓石に頭を打ちつけ昏倒、救いをもとめ姉が逃げ込んだ家には半ば白骨化した腐乱死体が!
ちなみにこの頃のゾンビ(…とは呼称されてないんですがこっちの方がしっくりくるんですよね)車の窓を石で叩き割ったり、やたら道具を使うのがキャラ設定過渡期ならではのご愛嬌(笑)
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そこに(これまたゾンビに襲われ)飛びこんできた黒人青年、さらに地下室に隠れていた家族を加え一挙に7人(うち一人はけがによる高熱にうなされる幼い少女)にふくれあがったにわかゆきずりのサバイバル・チーム、すでに陽が落ち漆黒の闇に閉ざされた家の外はゾンビたちに包囲され、恐怖の「生ける屍たちの夜」が始まろうとしています!
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外部から隔絶された中、唯一の情報源であるテレビからは蘇った死者が生者を喰らうという現象が「全米各地(全世界?)で起こっている」こと、「外宇宙からの謎の放射線が原因らしい」ことなどが断片的に伝わってくるだけで解決の目処はまったくたたず、自力脱出を試みるもあえなく失敗。
爆発炎上した車に残された屍骸をむさぼり食ったゾンビの群れはついにバリケードを突破し家の中へ! 変わり果てた弟に姉が襲われているちょうどその頃、階下の地下室ではさらなる地獄絵図が?!
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地下室に降り立った母親が見たものは、実の父の肉をむさぼり喰う、世にもおぞましき娘の姿! 「少女であったモノ」は不気味なうなり声をあげ母親に襲いかかり、手にしたスコップをその胸に突きたてるのだった…
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あふれるゾンビを振り払い、一人生き残った黒人青年。 死者の夜が終わり秩序を取り戻した人々がゾンビを狩りたてる銃声を聞きつけ、窓から身をのりだした瞬間・額にポッカリ黒い穴。 それにかぶさる「ナイス・ショット!」(完)
…という作品なんですが!
なにぶん白黒インディー映画、ゾンビのメイクもほとんど白塗りという低予算ぶりなんですが、これ以降のあまたあるゾンビ映画の基本フォーマットはすべて織り込まれているといっても過言ではないでしょう!(基本コンセプトがリチャード・マシスンの「地球最後の男(我は伝説)」に激似という噂がないこともないですが)
そういやこの映画って「隔絶された場所での攻防戦」という「閉じこもりモノ(あるのか?そんなジャンル)」でもあるわけなんですが、ロメロ自身の「リビングデッド3部作(〜の夜・〜の夜明け(ゾンビ)・〜の日(死霊のえじき))も全作このパターンを踏襲…っていうかほとんどセルフパロディの域に達していると思うのはわたしだけ?
…というわけで、きまぐれムービーシアター第108回
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」