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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第119回
ビヨンド


…というわけで、今回の作品は!

「生ける屍たち」のこの一本!

ビヨンド(THE BEYOND)だっ!

ストーリー


ルチオ・フルチの十八番!(爆)
「地獄の門が開いてさぁ大変」
の「ビヨンド」満を持して(?)の登場だっ!

今をさること数十年前、ひとりの男がにされ全ての人間が忽然と消えうせたホテル。 その後閉鎖されたまま現在に至るをある女性が相続したのだが…?

…てなわけではりつけにされた男が全身を鎖でメッタ打ちにされ(削り取られた傷口からボコボコと涌き出る血泡)熱く溶けたロウを全身に浴びせられジュージューと肉が焼けただれていく冒頭数分の描写だけで「この手の映画」に免疫がない人は

「わかったからもうやめてくれ」(泣)となるは必定!

さらに老朽化したホテルを改装中、次々とおこる不吉な(なんてもんじゃないんですが)事故!

地下室での作業中、壁から飛び出した手顔面を握りつぶされた配管工の亡骸を病院に引取りにいった妻が硫酸を浴び顔面溶解(かけつけた娘の足元に広がるクリーム状の血肉) そして死体置場からワラワラわきだすゾンビたち!

ホテルの古い図面を調べていた男も棚から転落したところを突如わきだした無数のクモ全身を食いちぎられ(くちびりを食いやぶりはいってきたクモが舌を食いちぎるエグイ描写) ゾンビとして復活した配管工に壁にうちつけられたメイドが(頭蓋を貫通した)太釘目玉を飛び出させ「無人の空家」のはずの隣家に住む盲目の女(ちょいわけあり)が喉を食い破られる(ブチブチと糸を引きちぎれる肉)など、もうやりたいほうだい!

そして明かされる衝撃の事実!

磔の男の名はシュワイク。 画家である彼はホテルに滞在中、偶然「地獄の門をあける鍵」を見つけてしまい、地獄と現世をつなぐ呪われた存在と化してしまった。

なぜならこのホテルこそ、古より伝わる預言書「エイボンの書」に記されている「地獄へ通じる七つの門」のひとつであったからなのだ!

…てな感じでラストステージ。 病院での怪異現象(一瞬に粉砕された窓ガラスが顔中に突き刺ささる)やゾンビとの死闘の末、逃げ込んだ病院の地下はなんと呪われたホテルの地下室? さらに壁にあいた穴をくぐった向こうには−

彼方まで無限に広がる地獄の地平(完)


…という作品なんですが!

「地獄の門が開いて」死者が地上にあふれだし!…?はて?

と、これまたフルチお得意(笑)「尻切れトンボ」で終わっている本作品、代表作と言われる「地獄の門」と比べてもこちらの方が(フルチ的に)数段出来がいいと(個人的に)思いますねー。(内容は「似たり寄ったり」ですが) 

とにかく最初から最後までこれでもかとばかりにたたみこむ残酷描写のオンパレード、とってつけたような展開にまったく救いようのないラストまで、フルチワールドを満喫できること保証つき!


…というわけで、きまぐれムービーシアター第119回

「ビヨンド」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」