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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第128回
妖怪大戦争


…というわけで、今回の作品は!

「妖怪モノ」のこの一本!

妖怪大戦争だっ!

ストーリー


古代バビロニアの遺跡を盗掘中の男たちが掘りあてた黄金の杓杖。 その時にわかに暗雲空を覆い、雷鳴とともに現れたのは古き預言の書に記された吸血大妖怪ダイモン 杓杖の一閃で遺跡を大地の底深く沈め、翼を広げ大空へ。 

はるか東方の地・日本に降り立ったダイモン。 その場に居合わせた奉行の血を吸いのりうつり「神仏を尊び仏のように慈悲深い」と評判の奉行はその日より、悪鬼羅刹の悪行三昧・罪なき民を捕らえては、その屋敷より再び戻る者無し。

だが奉行の屋敷の池に永年住みつく河童がダイモンの正体を見破り勝負(相撲!)を挑むも歯がたたず、仲間がたむろする古寺で油すまし、青坊主、からかさ、ぬっぺっぼう、ろくろ首、二面女といった面々に助けを求むも「お前が言うような妖怪は日本におらへん! 池の水がぬるうなって夢でも見たんとちゃうか?!」(by油すまし)と相手にされずと思いきや−。

「そいつはダイモン、バビロニアの妖怪さ。」と登場する古狸の化身雲外鏡(うんがいきょう)」 (民間伝承に伝わる)オリジンは「実態をもたない妖怪」てな話を聞いたことありますが、それを「太鼓腹に遠方の出来事を映し出す雲水の衣をまとう古狸」とアレンジ(ていうかほとんど創作)した大映スタッフ、アイデア賞もの!

そして始まる「西洋妖怪VS日本妖怪」の(まさに)「妖怪大戦争」 「多勢に無勢(なんてもんじゃないですが)」のハンディをモノともしないダイモンの無敵ぶりがすさまじく「分身」「不死身」「巨大化」のほとんど反則の超常能力に日本妖怪軍(「ねじり鉢巻に襷がけ」スタイルがめちゃくちゃシュール)絶体絶命大ピンチ!

だがここでお約束「分身本体攻撃」

「雲外鏡が見破った本体に、からかさ小僧の足につかまった油すましを団扇で舞い上げるカラス天狗」の絶妙の連携プレーに「魔力の源」である目をつぶされ、空の彼方へ逃げさるダイモン(なんかキングギドラみたい)

勝利の凱歌をあげ、百鬼夜行は朝日の中に消えていくのであった(完)


…という作品なんですが!
いや〜「申し訳程度」の人間ドラマもあったはずなんですが全っ然印象にないです(笑) とにかくダイモンの存在感が圧倒的で(「古代バビロニアの妖怪」ってのがまたいいんですよね〜)見るかにパワフルなデザインもさることながら特筆すべきはその眼力! 全身着ぐるみの中、唯一生身の「目」の演技が「大魔神の中身」(橋本力)と聞いて思わず納得。


…というわけで、きまぐれムービーシアター第128回

「妖怪大戦争」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」