| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第144回
クロールスペース
…というわけで、今回の作品は!
クロールスペース(CRAWLSPACE)だっ!
ストーリー
「ノスフェラトゥ」の吸血鬼や「キャット・ピープル」のナスターシャ・キンスキーの父で知られる "怪優" クラウス・キンスキーの怪しさ炸裂の本作品 (クラウス)キンスキーファンにはこたえられない一本に仕上がっておりまする!…ってのは例によって前回同様(笑)
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まずは冒頭から下宿の屋根裏部屋で オリの中 に閉じ込められた女性を少女が発見、いきなり壁から飛び出した 仕掛けヤリ に体を貫かれるというトンデモないシーン。 オリの女性の名はマーサ。 口をきけぬよう 舌を切断 され (切除した舌は標本にして陳列) 屋根裏部屋で 「話し相手」 として飼われている「かっての間借人」というスサマジイ展開!
そして今また少女をその手にかけた罪を裁くため、血染めの弾丸で ロシアン・ルーレット をおこなう下宿のオーナー兼管理人。
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狂気の 管理人の 名はカール・ギュンター。 かっては名医として名を馳せるも、医療事故で誤って患者を殺してより 「死を司る」 行為に魅了され、事故をよそおい次々と患者を手にかけては綿密に記録を残すサイコぶり。 実はその背景に、かって父親がナチスドイツで捕虜拷問のための器具を開発製造していた過去があり、幼少時に父の残したその記録を見て…って、もうキャラ完全立ちまくり状態(爆)
当然ただの下宿屋のはずもなく、先の飛び出しヤリを始めとする 各種殺人トラップ に加え、最大の売り(?)は各部屋へ伸びた 通気孔に偽装した 覗き窓 「美人にしか部屋を貸さない」がモットーのギュンターは、夜毎下宿人たちの赤裸々な姿態を覗き見る 「屋根裏の散歩者」 でもあったのだ!
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てなわけで「欠員」が生じた空き部屋の新たな入居希望者、女子大生のロリ(もちろん美人)を案内をしつつ自らの手を ガスレンジ であぶり、できた火ぶくれを針でプチプチつぶすキンスキーの 「一人SM」 演技は超鳥肌モノ
狂気の度合いがさらに進行(美女たちの元を訪れる)男を殺害しては
目玉
をえぐり
指
をつめ(マーサの舌の続きに)
標本
として整然と並べていくコレクターぶりを発揮するギュンター。 黒いシャドゥと真っ赤なルージュで化粧を施し、ナチの古い記録映画に恍惚と魅入る姿はもはや完全に「あちら側」の人?
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「イッちゃった」きり戻らなくなったギュンターはついにアパートの住人全員の殺戮を開始。 屋根裏部屋で発見したマーサを解放したロリが床下の扉を開け逃げ込んだ先は件の通気孔。 膝をついては進めない、まさに 「這いずり回る空間(=CRAWLSPACE)」 で始まる生死をかけた鬼ごっこ!(ここで登場する秘密兵器「人間カタパルト」がスゲぇ反則モノ)
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次第に逃げ場を失い追い詰められたロリが最後に飛び込んだのはロシアン・ルーレットの裁きの間
−必死の想いを込めた裁きの引き金が今−(完)
…という作品なんですが!
いやもうストーリーなんてあってなきがごとき、ただひたすらクラウス・キンスキーの 怪演ぶり を堪能(?)するための映画といっても過言ではなし(笑) 実のところ直接描写のスプラッタ・シーンとかそんなにあるわけじゃなく、流血なんかも(間接的描写や暗示で)控えめなんですが、なまじの特殊メイクよりクラウス・キンスキーの方がよほど不気味悪くて恐いです〜!
…というわけで、きまぐれムービーシアター第144回
「クロールスペース」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」