| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第154回
ナイト・オブ・ザ・コメット
…というわけで、今回の作品は!
ナイト・オブ・ザ・コメット(NIGHT OF THE COMET)だっ!
ストーリー
「あまりにも巨大な長円軌道を描くため、その存在すら探知されてなかった彗星が6500万年ぶりに地球に最接近。 ちょうどクリスマスとなるその夜は、人類がはじめて目にする素晴らしい天体ショーになるはずであった。 はるか昔、恐竜が一夜にして絶滅したあの夜以来の…。」
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てな感じのオープニング。 ご推察のとおり 彗星 の影響で一夜にして人類(ほぼ)完滅。 (何らかの理由でその夜彗星を見なかった)ごくわずかの生存者たちがゾンビと化した死者たちと生き残りをかけたサバイバル…という 「人類SOS(トリフィドの日)」「オメガマン(我は伝説)」「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」 を足して3で割ったようなストーリーなんです、が!
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肝心要のゾンビが全く活躍(?)いたしません!
仕事そっちのけでビデオゲームに興じる(ハイスコアを彼女と競う 「見えないライバル」 "D.M.K." に競争心を燃やす)ウェイトレスの 姉 と女子高生の 妹 の主人公姉妹の前に脅威となって立ちはだかるのがこれすべて人間(=他の生存者たち)ばかり。
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無人と化した ショッピングセンター で 「もうカードなんかいらないわ!」 と毛皮にバッグに貴金属、手当たり次第にGETする姉妹の前に「そいつはオレたちのモノだぜぇ!」と銃を手にして現れたのが元倉庫番の「自称オーナー」 元ネタ(?)の「ゾンビ(DAWN OF THE DEAD)」でも同様のシーン(対暴走族)がありましたが、このシチュエーションで当然あるべきゾンビとのバトルが一切なし!
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続いて生存者を発見・収容している 科学者グループ と遭遇。 わずかに残された人類救済のためかと、思いきや! なんと生存者の血液から抗ゾンビ化血清をつくるための材料(血液製造工場)にしようという魂胆。 (ちなみに 彗星の光(?)を直接浴びた者は真紅の灰と化し、一部浴びた者はゾンビと化す …らしいんですがよくわかりません)
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(途中出会った)若い男と幼い姉弟連れ立って(いろいろあって)施設を脱出。 「文明」を残すべく新天地を求め旅立つその夜に、彗星襲来以来はじめてふる雨が「かって人間だった」塵芥を洗い流していくさまは、あたかも大地が流す血の涙のよう−。
再び戻った青空の下、若い男と幼い姉弟・家族のように仲睦まじげな姉の姿を独り寂しくながめる妹の前に急停車のスポーツカー、運転してるはちょっと小粋な伊達男。
「真夜中までに帰るのよ…これも文明のためだから」
笑って見送る車のプレートa"D.M.K."(完)
…という作品なんですが! いやひさびさに体温が2度ほど上昇「てめぇの血は何色だぁ〜っ?!」と叫びたくなるような。 「ゾンビもの」とはいいつつも(作中) 「最大の脅威が人間」 ってのは詐欺以外のナニモノでもなし(比喩的な意味や構成上の話でなく、直接描写においてそうなんだからヤになっちゃいますよ、まったく)
「人類が滅亡して、ゾンビが跳梁跋扈する地球にあって、突然、人類希望の星となった”普通の女の子”の美人姉妹が、そんな状況にメゲることなく、持ち前のバイタリティで生き抜く姿を、マニア垂涎の新感覚で描くコメディ・タッチのニュー・ロマンSFアクション」 なるジャケットの謳い文句、マジで犬にでも食わせてやりたいところ(怒)
…というわけで、きまぐれムービーシアター第154回
「ナイト・オブ・ザ・コメット」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」