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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第161回
キングコブラ


…というわけで、今回の作品は!

「巨大ヘビもの」のこの一本!

キングコブラ(KING COBRA)だっ!

ストーリー


「…細胞組織が副作用なしに攻撃性を高めることを期待。 動物実験もいよいよ最終段階、まもなく人体実験に…。」

…とムチャクチャ物騒な口述筆記中の研究所。 責任者バーンズ博士が席を立ったそのスキに、ヤクでハイの研究所員 「3年分の成果を1日で出してやるぅぅぅっっっ!」 とムチャな調合、真っ赤に泡立ち火を吹くフラスコ。 あれよあれよという間に爆発炎上・灰燼に帰す研究所!

噴煙と業火渦巻く中、茫然と立ち尽くす博士の耳にかすかに聞こえるジジジ…と遠ざかる音。 砕け散ったケージのプレートに記されている文字−
「キングコブラ×ガラガラヘビ=セス」

てな強引なヒキから2年、舞台は年に一度のビール祭りに沸く田舎町。 ナニモノかに襲われ怪死を遂げた老人の犬を探しに森の中、上からバサリと落ちてきたのは全長 9メートル はあろうかという ヘビの脱殻?!

顔半分が削り取られた死体からはコブラの有する 神経毒 とバイパーと呼ばれるマムシの仲間の 血液毒 ・その両方の性質を併せ持つ極めて強力な蛇毒を検出。 (近々都会の病院に出奔予定の)町医者ケイガンの息子ブラッドが大量の血清を発注したところ、やってきたのは眼帯姿のかっての所長・バーンズ博士。

死体から検出した化学物質に 「これは間違いなくセスの仕業…全ての責任はワシにある」 と謎の述懐。 ブラッドの恋人・保安官助手ジョーの父(市長)に 祭りの中止 を呼びかけるもビール醸造が主産業のこの町に、年に一度のビール祭りの中止は死活問題と却下されるあたり「ジョーズ」以来のお約束(笑)

だが都会からやってきた浮かれ気分のキャンパーが次々と毒牙にかかり、ブラッドの父・ケイガン医師もが無残な死を遂げるにいたって祭りは中止。 ヘビの最高権威者のひとり、爬虫類学者のニック・橋本(パット・モリタ)が招かれることに(= 「敵のことを知ったうえで彼に敬意を持つことが必要」 …などの怪しい 日系演技がミヤギサン (爆)

−そして遂にバーンズ博士の口から開かされる「セス」の正体−
「スプーン一杯の毒で165人の人間を殺す」 キングコブラ
「毒蛇の中で最も完成されたキバを持ち秒速3メートルの速度を誇る」 ガラガラヘビ
その両方の能力を併せ持つ 遺伝子接合 技術で造られた 驚異の複合生命体!

「なぜ猛毒のヘビ同士を?」とのしごく当然の問いかけに
「単に最強の動物を作ってみたかっただけなんだけど…」 と答えるバーンズ(…って、この人ムチャクチャMADです)

そんなこんなでヤギをおとりに チューブ に誘い、 致死性のガス を浴びせる「セス撃滅作戦」決行。 しかし逸るバーンズが独断のライフル狙撃を見事失敗「ヘビ取り棒」手にタイマン勝負のミヤギサン(違)もあえない最後。

拳銃全弾撃ち尽くし、恐怖にすくむジョーにクワァッとキバ剥く「セス」
そこにブラッド決死のショートレンジからのドロップキック!

そのまま自ら囮にチューブに飛び込むも出口の扉は非情にロック!
必死にロックをはずすジョー窮地のブラッド迫る「セス」あわやの瞬間はずれるロックこの間タップリ26秒!(爆)

(チューブの長さ=秒速3メートル×26秒=?) の式が頭をよぎる中「セス」の全長にも満たないかと思えるチューブを貫通したキバがズルズルと力尽きる 断末魔!

−それから数日− この町に残ると決めたブラッドとジョーが談笑中のカフェにバーンズ博士が持ちよる朗報
「午後にヘリがあの化け物を運ぶ…これでやっと終わり−」 の背後にヌッと立ちあがる「セス」!

…の 悪夢 から目覚めたブラッドはジョーと抱き会うハンモックの上。 その耳にかすかに轟く近づきつつあるヘリの音。
その頃、森の奥深く聞こえるもうひとつの響き−最初はかすかに、徐々に強く−そしてナニかが壊され開け放たれる?!

誰の目にもとまらなかったボンベの文字
注意・催眠ガス (完)


…という作品なんですが!

「キラー・クラウン」で知られるキオド・ブラザーズ担当の特殊メイクが秀逸な「セス」
「竜頭蛇尾」ではないけれど 「コブラの頭」 「ガラガラヘビの尾」 というキャラ立ちパーツの他には(申し訳程度の「真中」以外)劇中「全身」が映るカットがほとんどないのがいとおかし(笑)

個人的にはほんのワンカットだけ登場の「蛇毒採取中のヘビ」がなかなかいい出来とは思うんですが、それよりなにより「セス」の頭部ギミックに まぶた がついているのが気になって気になって(汗)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第161回

「キングコブラ」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」