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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第166回
バスケットケース


…というわけで、今回の作品は!

「フランク・ヘネンロッター」のこの一本!

バスケットケース(BASKET CASE)だっ!

ストーリー


80年代バブル華やかりし頃。 怪作「バスケットケース」で一躍カルト映画(死語)の旗手として脚光を浴びいつの間にやらフェードアウト(笑)のヘネンロッター監督の、古き良き時代の 怪奇マンガティスト 溢れる作品群。 まずは商業映画デビュー作にして代表作の「バスケットケース」満を持しての登場だっ!

大きな籠を小脇に抱え、町医者の元を訪れるひとりの青年。 診察にと服を脱いだその 脇腹 には一面えぐりとったかのような 傷跡 が? それを目にした途端に顔色が変わった医者が(青年が帰った後)震える指で何処かにダイヤルを廻そうとしたその刹那−襲いかかる奇怪な 肉塊!

鋭いツメの生えた 両腕 とキバをむいた 人面 のみの怪物にズタズタに引き裂かれ肉片と化す医者−

この怪物こそ先の青年ドゥエインの双子の兄・ベリアル。 脇腹から「兄」を生やした シャム双生児 を産んだショックで母は死に、ドゥエインのみを溺愛しベリアルを憎悪する父はふたりが12の年に3人の医者に手術を依頼。 だが兄弟には互いの意思を テレパシー で通じ合えるという誰も知らない秘密の力が?

麻酔から覚めたドゥエインが「声」に導かれたその先には、ゴミ捨て場の袋から手招きするベリアルの腕−。

父親を血祭り (地下室に誘いこみ巨大な丸ノコで左右両断の豪快ワザ) にあげた兄弟は、唯一の理解者である叔母の庇護の元成長を遂げ、叔母の死を契機に3人の医者への 復讐 を決意。 まず手始めにと始末した医者のメモから住所をつきとめ、残る仇はあとひとり。

(ここでタイトルバックとなっている 「バスケットケース」 にシャム双生児の片割れの 兄を入れて持ち歩く というイメージの秀逸さ!)

そんなこんなで最後の女医も抹殺完了 (舌を引きぬき顔面にメスを突き刺す殺人テク) さてめでたしめでたし…と思いきや! 弟ドゥエインが知り合った女性に兄ベリアルが横恋慕(?)したことから徐々に狂い出す運命の歯車

「夜の都会を全裸で走り、彼女のベッドに忍び込む」 という 淫夢 から目覚めたドゥエインがふと傍らに目をやると、そこにはもぬけの空のバスケット。 えもいわれぬ胸騒ぎに駆けつけたドゥエインが見たものは−

骸と化した女の上で腰をカクカクふる兄ベリアル!

「せっかく見つけたのに! 僕も彼女も互いに好きだったんだ なぜ悪い? お前が出来なくたって 僕は出来るんだ! お前なんか殺してやる!」
骨肉の争いにもつれあったまま窓を突き破る兄と弟。 片手にドゥエインを掴んだままライトにつかまるベリアルが徐々に、徐々に力尽き−。

見上げる人々が悲鳴を上げる中、路上に叩きつけられるふたりの体
血にまみれ寄り添うその身は永遠にひとつに(完)
…と思いきや?

(以下、バスケットケース2に続く!) 


…という作品なんですが!

低予算の小品ながら「異形のモノ」の恐怖と悲哀を切々と描いたホラーの秀作…が一転 大活劇フリークス映画 になろうとは一体誰が予想しようか(謎) …にしても「五体不満足ゆえにヒト一倍欲望が強い」ベリアルは完全キャラ立ちまくり状態   大胆不敵なアニメーション 描写は一度見たらドギモを抜かれる事間違いなし、かと (個人的には2階で騒動が起こるたびに「すわ何事かと」廊下に飛び出すホテルの客がGOODです…ってのはマニアックすぎ?(汗)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第166回

「バスケットケース」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」