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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第179回
食人大統領アミン


…というわけで、今回の作品は!

「人を喰った映画」のこの一本!

食人大統領アミン(AMIN TEH RISE AND FALL)だっ!

ストーリー


さて今まで見てまいりました 「カニバル」「食人族」「人喰族」 のいわゆる 人喰い三部作

よく考えると「未開の土●がヒトを喰う」ってのは「日本人ならコメを喰え!」ってのとレベル的には大差がないような(なのか?)
やはりカニバルものの本旨たる 「ヒトがヒトを喰う」 ことの意義たるや 文明(?)人の手になればこそ!
…とは言うものの 一足飛びに文明人がヒトを喰うのもちと抵抗があろうかと、というわけで まずは「土●に毛が生えた」レベルから(笑)

「これは 事実に基づいて
作られた映画である」

と「お約束」で幕が開き アフリカの未開の地ウガンダに生まれた 社会民主主義者オポテーの手による統一政府が国家として承認され 次第に豊かになる中で やがて恐るべき暴君となる男の姿が紹介されるオープニング
「父親はカクワ族 母親は 魔女 と言われていた」
「17歳で軍隊に入隊 格闘技と戦術にすぐれ  魔術 も学んだ」
…というくだりが さすが後年「黒いヒトラー」「黒い魔神」「黒い呪術師」と言われる所以かと(後半ウソ)

さて物語の方なんですが なにぶん「事実に基づいて」いるだけあって
「暴力により権力の座につきやがて自滅していく独裁者の日常」を淡々と描いた描写が 延々と続くわけなんですが

その「日常」が全く「淡々」 してません!

病気の妻の看護にと 呼ばれた医者が 氷を取りに扉を開けた冷蔵庫 そこに転がる 生首二つ?!
「ここでは権力者が変われば 首が転がる …これがカクワ族の 習慣 だ」と 土●ティスト大爆発

最高裁判事に推した 「親友」 が(自分の意に添ぐわぬ)真っ当な判決を下したためこれを謀殺
さらに安置されてる死体から そぎ落とした 肉片 を 呪文を唱えつ口へと運ぶ(多分に呪術的意味合い?)
(このシーン ビデオパッケージなんかにも使われている有名(?)なショットなんですが 実は本作品において唯一の「食人」シーンだったりして)

まぁ そんなこんなで あまりの傍若無人奇行ぶりに 次々と愛想をつかす援助国
国際的に孤立し 経済的に破綻してなお止まぬ怪気炎

価値のない自国通貨の代わりに「外貨印刷」してみたり
敵対部族の自国の兵士を粛清したり
…とやりたい放題マイウェイ

だが隣国の タンザニアに侵攻したのが運のツキ
国際世論を背景に 各国政府の援助を受けたタンザニア軍とウガンダ解放同盟の前に 
ついに地に堕つ悪鬼の牙城!

8年間の暴政下に 50万人が殺された
この映画は彼らの霊に捧げる

−EDナレーション−
(完)


…という作品なんですが!

まぁ 何というか 「服を着てても心は土●」 といったところでしょうか(どんなだ?)
しかし肝心要の「人喰い」シーンが 「一口サイズの肉片ペロリ」ってのはちと物足りないような(苦笑)
(ここはやはり 「歯向かうヤツは喰ってやるっ!」とか「8年間で50万! 喰って喰って喰いまくれ!」的展開を期待していたんですが)

子供心に聞いた気がする 「大統領官邸の冷蔵庫には 常に賓客をもてなすための人肉が−」ってのは都市伝説の類だったんでしょうかね?
(単なる記憶の捏造という気もチラホラ)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第179回

「食人大統領アミン」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」