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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第185回
マニトゥ


…というわけで、今回の作品は!

「シャーマン・ファイト」のこの一本!

マニトゥ(THE MANITOU)だっ!

ストーリー


28歳の女性 カレンの首すじに奇妙な シコリ ができたのが3日前 その後 1時間数ミリという異常な速度で 成長 し続け 摘出手術をすることに
だが X線 で撮影した 腫瘍の中に浮かぶモノ それは手も足も芽生えた数十日目の 胎児 ソックリの肉塊であった…

手術前の不安から 恋人(?)の占師ハリーの元を訪れるカレン だが戯れのタロットカードが示すのは 不吉な を暗示するものばかり? そしてその後 ベッドを共にしたカレンの口から眠りながら発せられた謎の言葉  「パナ・ウィッチ・サリトゥー」

手術当日、見えない力に動かされた メス は執刀医自らの手を切り裂き 混乱の中 手術は中止
一連の事件の背後に 超常的 な力の存在を感じたハリーは 師の元を訪れ その正体を探るための 交霊会 の場で実体化する インディアン
その道の権威を訪れたハリーは 「パナ・ウィッチ・サリトゥー」が400年前に滅びたインディアンの言葉で  「我が死は甦る」 の意である事を聞かされる

インディアンの宗教では、万物にはすべて 霊=マニトゥ が宿っており、その霊を呼びよせることができる者こそ偉大な 呪術師
強大な魔力を持つ呪術師の霊=マニトゥは不滅で 時を問わず 男女を問わず 胎児の形で世に甦える
そしてまたカレンを救う方法は唯一つ  「毒を持って毒を制す」 しかないことも−

僅かに残る呪術師のひとり ジョンを訪ねたハリーであったが
「祖先の土地、白人が盗んだ…助けはできん、金も要らん!」と取り付く島も無し だが宿主が若い女性であることを聞き

「愛しているのか?」「もちろん!」「…じゃぁ救わんと 愛は至上の良薬だ」 とインディアン教育基金への寄附を条件に仕事を承諾
「君には?」「タバコを少し…それだけだ」

一方その頃 手術室では緊急事態 腫瘍を レーザー 光線で切除しようとしたところ突如動いたレーザーに怪我人が?
「レーザーを拒み 恐れている 胎児の時、核心を見るためX線を多用し過ぎた…奇形にさせてしまったんだ!」

今や小児ほどにも成長した腫瘍を背負ったカレンを通じ ジョンが問う
「何者だ どこから来た?」
「生きてた時はミスカマカス… 白人は放っとけ 草原の兄弟よ! 彼等に手を貸すと 死ぬ!」
その名を聞き驚愕のジョン ミスカマカスは伝説の呪術師 その力ははかりしれないほど強力で 川を逆流させ 嵐を起こし 山を隆起させたという−

そしてついに殻を脱ぎ捨て 産まれ落ちるミスカマカス
「お前達、挑んできた…オレ傷つけた! オレとても痛い! お前ら破滅させる!」

山の霊に岩の霊 木の精火の精水の精、風の精やら土の精♪…の力を借りてミスカマカスの力を封じようとするジョンに対し 名を忘れられた太古の悪霊たち− 大トカゲの霊=マニトゥ (いかにも「人が入ってます」的造形がとってもプリティ)を呼び出し  北風のマニトゥ で病院中を極寒の地へ変えるミスカマカスに万事休す、かと思われたその瞬間 ハリーがとっさに投げつけたタイプライターのマニトゥが氷の世界を打ち砕く!

…えっ?

いや、だ・か・ら  タイプライターのマニトゥ
「万物にはすべて霊=マニトゥが宿る」 って言ったでしょ!(って、そういう問題?)

なにはともあれ 400年前の呪術師に 白人のハイテク機器は支配できないことが知れ(手術室のレーザー暴走事件はさておいて) 病院中の総べての機械を全作動 そのマニトゥの力で一点集中突破の作戦が!(マジ)

だがカレンの病室の扉を開けると、そこは 無限に広がる大宇宙  8度の転生で至高の霊に加わるという 古来の教えによるならば すでに5度の転生を果たしたミスカマカスは限りなく神に近い存在に− そして土壇場で発動しない機械の霊力 白人のハイテク機器はミスカマカス同様ジョンに従うも潔しとしない大誤算?!

だがここで奇跡は起こり
ハリーの愛の力に感応した コンピュータのマニトゥ が カレンの体を依り代に  亜空間 で繰り広げる 精霊大戦!(大マジ)

混沌の力を借り  流星雨 を降らすミスカマカス!
VS
CPUの力を用い  電撃 を放射するカレン!

銀河が泣いた! 星が砕けた!
BAKOOOOOOOOM!!!
………


すべてが終わり 別れの握手をかわすハリーとジョン
「ミスカマカスと話したら 友達になれたかもな」 「又いつか会うさ」
「死んだんだろう?」 「肉体はな だが霊は不滅だ」
1969年
東京の15歳の少年の胸に腫瘍が発生
腫瘍は膨張し 鮮明ではないが 明らかに人間の胎児であった
(EDテロップより)
−完−


…という作品なんですが!

いやもぅ 昔テレビ放映された直後に流行りましたね マニトゥごっこ(爆) 消しゴムをぶつけて「消しゴムのマニトゥッ!」掃除の時間に「竹ボウキのマニトゥッ!」(最近の子供がかようなゴッコ遊びをするのかどうかはよく分かりませんが幽波紋=スタンドごっこもこんな風?) 「万物すべてに精霊が宿る」アニミズム 「器物も百年を経て命を得る」九十九神 考え方は至極まっとう 製作姿勢も大マジメ、ではあるんですが 結果として微妙に(かなり?) ズレたセンスが笑いを誘う というまさに好例(笑)

(また最後の最後のテロップで  「この信じ難い話は実話をベースに」 の  実録モノ であることも宣言しているわけなんですが 「悪魔の棲む家」「エンティティー=霊体」までならいざ知らず これと「ザ・トレイン」だけは百歩譲っても信じるわけにはいかんです)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第185回

「マニトゥ」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」