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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第201回
ミミズ・バーガー


…というわけで、今回の作品は!

「噂に聞こえた」この一本!

ミミズ・バーガー(THE WORM EATERS)だっ!

ストーリー


クレイジー80’S−バブルで何もかもが狂っていた80年代!
  やたらめったら後先考えずに狂った作品がビデオ化され、無知なレンタルビデオ屋に
    バイヤーが押しつけていった夢の時代−今はただ、500円均一ワゴンセールにその栄華の香りを残すのみ−

ってのは 「80年代モノ」 レビュー当時のフレーズですが、なんせモノがモノだけに "ただその名のみが伝わるも実物を見るのが極めて困難" 「レアアイテム」 である事も数多し− てなわけで今回は(その当時ですら)とうとうお目にかかれなかった 「珍品」 をようやくGET! めでたく(?)レビューの運びと相成ったわけなんです、が−

舞台はとある田舎町  に釣りにきた男たちが行方不明になるというさりげない(?)前フリを踏まえ本編へ
その釣り人たちが姿を消した湖の再開発プランをめぐって渦巻く様々な利権− だが湖のほとりにはガンとして立ち退きを拒否する(ミミズを偏愛する)偏屈な老人アムガーの小屋

んで、このアムガーの親父がその昔 ダム建設を巡って(今の)市長のオヤジの(前)市長とトラブった後、忽然とその姿を消し「コンクリートの中に眠っている」とまことしやかに囁かれたりして市長(を代表とする開発派)とアムガーは会えば火花を散らす犬猿の仲−

そんなこんなのある日の事、アムガーの家を訪ねた知り合いの女がうっかり スパゲティー に混入したミミズを食べ もがき苦しんだ末なんと半身ミミズの 「ミミズ人間」 へと変身を?!

この「ミミズ人間」の特殊メイク(?) 下半身 寝袋 に突っ込んだかのような 「どう見ても膝関節のある動き」 しかできなくて 全くミミズに 見えない んですが(爆) この映画の「売り」はなんといっても "生きてうごめくミミズをそのまま喰らう" 「蟲喰らい」 (原題)!

なんでも聞いたところではこの映画の撮影に際し 全国より名だたる「蟲喰らいチャンピオン」たちが集まった…そうなんですが(眉唾)
よく見てみると 食材 と一緒に(ゲッ!)ミミズをクチャクチャするようでいて 巧みに 咀嚼 は避けているんですよねー(それがワザ?) なんにしても口元ドアップでスパゲティーやミートバーガーと一緒にこねくり回され ソースにまみれてのたうつミミズ を延々見せつけられるのは かなり生理的に「ウッ?!」と来るものが−

そんなある夜の事 アムガーの枕元に立つ怪しい影− なんと冒頭姿を消した 釣り人 たちは 「ミミズで取った魚を食った」 がためにミミズ人間となりはて 今は湖の下で暮らしているという リアリティのカケラすらないムチャクチャな展開!

で、その水面下の 「ミミズの国」 には男のミミズ人間しか居ないため 「女を求め」 陽がかげった夜中に上陸。 協力を約束させられたアムガーは彼の経営する湖畔のキャンプにきた都会の女たちにせっせと「ミミズ・バーガー」を食べさせるという いかにも「蟲喰らい」を見せるためだけにとってつけたようなシチュエーション(笑)

結局市長を初めとする開発派のメンバーは全員ミミズの餌食となるも 業を煮やしたミミズ男たちは(女を求めて)町へと溢れ アムガーも口いっぱいに愛するミミズをほおばる事に?

ギラギラと焼けつく陽射しにその身を焦がれ
アスファルトの上 断末魔のダンスを踊るアムガーの視界に飛び込んでくるトラックの影


フロントガラスを濡らすのは ヒトにあらざる汚濁のエキス
(完)

…という作品なんですが!

イヤもぅなんと申しましょうか
←このポスターが全てを語る 「見世物・ゲテモノ」 以外のナニモノでもない大怪作
しかも 致命的につまんない んですよねー 映画的にこれがまた(苦笑)

この映画を製作をしたテッド・V・マイクルズ 同じく(同時期にリリースされた)『人間ミンチ』というこれまたカルト(死語)の監督でその名が知られる(てない?)わけなんですが、これまた絶対つまんないに決まってます! …とか言いつつその「つまらなさの再確認」の為だけに見たくなるのがなんともかんとも(笑)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第201回

「ミミズ・バーガー」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」