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心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第212回
人間解剖島 ドクター・ブッチャー
…というわけで、今回の作品は!
人間解剖島 ドクター・ブッチャー(DOCTOR BUTCHER M.D.)だっ!
ストーリー
解剖実習用の
死体の一部
が何者かに盗まれる事件が続発
当初
「よくある学生のイタズラ」
と気にもとめなかったものの(いいのか?)次第に犯行はエスカレート、やがて(今まさにえぐりだしたばかりの
心臓
を喰らおうとする)犯人を発見・捕らえて見れば看護士のひとり? だが通報前に職員の手を振りきり窓から身を投げ投身自殺−死の直前謎の言葉
"キートー"
を残して…
偶然犯人の死に立ち会った女医ローリーは事情聴衆のかたわら、市内で同種の殺人事件が頻発・射殺された犯人の胸に(病院の看護士と同じデザインの)奇妙な
刺青
があることを聞かされ "キートー"とは東南アジアの(いまだ
食人
の習慣の残る)ある島々で古代に使われた言葉で"神聖な島"の意である事、死んだ看護士の(おそらくは射殺された犯人の)出身地もまたその地である事を当局に告げる
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で、なんでまたそんなに(たまたま事件に遭遇した一介の女医が)事情に精通しているかというと
『子供の頃、両親とその地に住んでいた』
というあまりに
御都合主義
数奇な
シンクロニシティ−
当初(依頼された)調査団への参加を渋るローリーであったが、何者かが部屋に侵入「お守りに」と飾っていた
『いけにえの刀』
(柄にはしっかり
キートーロゴ
)を奪われた事から自分を取り巻く運命の大きなウネリに出奔を決意−
てなわけで現地に飛んだ調査団、ローリーの恋人でもある人類学者ピーター(隊長)が(当地で研究を続ける)知人のオブレロ博士の元を訪ねてみれば快くポーターの手配をしてくれるとのこと だがその夜、シャワーを浴びたローリーがシーツをめくったその下に(警告のメッセージかのように)
ウジの沸いた
生首
と
血ノリで描かれた
キートーの
紋章
?!
(と、ここでどうでもいい事ながら)この女医ローリー とにかくやたらと
脱ぐ・脱ぐ・脱ぐ!
(爆)
準備稿タイトル"QUEEN OF THE CANNIBALS"が指すように重要な(実質主役?)キーパーソンではあるんですが、本作品の両翼
"エロ&グロ"
(ついでに"ナンセンス")
のまさに一翼を担うにふさわしいキャラクター、かと(笑)
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一路"キートーの島"を目指す一行、ところがエンジントラブルから途中の島への寄港を余儀なくされ−ガイドの一人が行方不明に(それを探しに行った隊員たちに)突如襲い来る
人喰い
の群!
もぅこの後半から画面はグッチョングッチョン
血肉内蔵
咲き乱れる大スプラッタシーンのオンパレード 竹やりのワナで串刺しのポーターの喉を欠き切り吹き出す鮮血 そこにワラワラ群がる人喰いたちがみるみる貪り喰らいつくす!…って、いやフードバトルじゃあるまいし
「なんかピッチ早過ぎない?」
という気がせんこともないんですが 時間差無し
『襲う>喰らう』
の連続アタックに次々絶命の隊員たち が、そこに聞こえる無気味な唸り?!
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「ぬぅっ」と現れたゾンビーたちに恐れをなし逃げ惑う喰人鬼たち 結局この島こそが捜し求める"聖なる島"で、オブレロ博士がワザと違う島へ誘導しようとしていた事が発覚 それは総て博士が行う禁断の行い=(不老不死となるべく)
脳移植
の人体実験を隠蔽するためのモノである事が明かに
ここで拉致した女性隊員を生きたまま
頭皮削除・頭蓋切断
の"ア痛たオペ"の施術場面があるわけですが(その前段の)「悲鳴を上げれないよう」ギグを噛まして
声帯削除
…の方がなんだかはるかに痛そうで(汗)
(と、またまたどうでもいい事ながら)「実験を続けて」いる事からして結果はよろしくないようですが「残った死体は
生き返らせて
自由に操るしもべ(=ゾンビー)にする」とうそぶく博士に
「…そっちの方がスゴんじゃぁ?」と思ってみたりして(笑)
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とまぁ、そんなこんなで博士の悪巧みにきづいたピーター&ローリー、海辺で襲い来るゾンビー頭部をスクリュー粉砕 しかし身柄を拉致されて哀れローリー
生贄
に、ピーター
実験
モルモット(死体を生き返らせる博士を恐れる島民たちとの間には一種の不可侵条約が)
全裸の素肌に呪符を描かれたローリーが運ばれた先には巨大な
石盤
−ここで(視聴者ともども)再三でてくる(アルファベットの
"H"
によく似た)キートーの
紋章
が(生贄に捧げられる)
「大股開きの女体の図」
であることが判明 その窪みに埋めこまれたローリーに迫る祭司の手に光る(自室から盗まれた)『いけにえの刀』 その刃が頭上に高々と掲げられピタリと止まったその刹那!− …ドッと駆けより石盤囲んで歓声あげる島民たち?!
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一方その頃奪ったメスで手械足枷を解き放ったピーターに迫る博士子飼いの3体のゾンビーのうち「力の1号・技の2号」(3号はスクリュー粉砕死) 投げつけた
ランプの火
が燃え移り、
悲鳴
(!)を上げつつ炎上する1号、その横でユラユラとゾンビ歩きの2号に向い「ええぃナニをしている!」と博士の檄が−と、慌てて
ダッシュ
(!)で振るう蛮刀に絶対絶命大ピンチ!
…と、思いきや イキナリ窓ドア蹴破り雪崩れ込む蛮人たちが2号・博士をコマ切れに? 茫然と立ちつくすピーターの前に「大丈夫?!」と司祭を伴い現れる、肌も露な薄絹をまとった恋人ローリー!
やがてメラメラと燃え移る炎に慌てて飛び出す島民たち、火の華と崩れ落ちる悪の城
神をも冒す禁断の領域に踏み込んだ狂気の科学者は今、己が産み出した許されざる命とともに地獄の業火に消えていくのであった(完)
…という作品なんですが!
「謎の事件の秘密を説くため、南の神秘の島に飛ぶ」
…って構図がまるっきり
「サンゲリア」
な本作品(製作・主演もダブってますが)
冒頭の事件が(結局)もぅ思いっきりストーリーの本筋と無関係だったり 石盤に刻まれたプロポーションが(微妙なラインまで)一致したり ラストでいきなり原住民が味方になったり 全編これ
「何故・なぜ・ナゼ?」
の嵐なんですが、なんといってもこの映画の最大最凶の問題点は『生ける屍』が
一口たりとも血肉を喰らわぬ
、まさに使役されるだけの存在(=ゾンビー)であることではなかろうか、と(汗)
…というわけで、きまぐれムービーシアター第212回
「人間解剖島 ドクター・ブッチャー」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」