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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第226回
片腕ドラゴン(第10回)


…というわけで、今回の作品は!

「弥勒の館100万ヒット記念」のこの一本!

片腕ドラゴン(第10回)(ONE ARMED BOXERだっ!

ストーリー


…全てが終った静寂の中 道場にはただ死屍累々と横たわるのみ−

青息吐息虫の息
一党同門皆殺しの中 かろうじて逃げのびたジミー先生
風は冷たし 世間は寒し 帰るわが家はとうになし!

(以上、片腕ドラゴン(第9回)からの続き) 

「まだ息がある、家で手当てを!」
半死半生のところを偶然通りかかった町医者親娘に助けられたジミー先生 手厚い看護の甲斐あってみるみる回復したの、だが

「川をながめるのが好きだと言ったのに…うかない顔ね」楽しいはずの一時も、揺れる袖口見る度よぎる 『師匠の仇』 復讐の念 (だがこの不自由な体では…)
「幼い頃 父が言っていたわ…ある 特殊な薬草 を使うと 鉄のような拳 になると」
「本当か?本当なのか?!」「ええ、でも父が言うには−まず 腕を不自由 にしなければならないと…」 「鉄の拳のためなら 何だって耐えられる!!」

『−まず腕の神経を焼かなければ 薬の効き目は、ない−』

パチパチと燃える炭火の前に立つジミー先生、その脳裏に浮かんで消える無惨な仲間と師の姿、そして宙を舞う己が右腕−
「…いやあぁぁぁっっ!!」意を決し、火中に投じたその を容赦なく き焦がしていく真紅の

「…がっ!」火鉢より引き上げたその腕は すでに生身のモノとは思えぬほどに 黒く変色 、だがまだ完全には神経が−

「ぐああぁっ!」ふたたび、みたび。 バリバリと歯を食いしばり流れる血潮に顎を染め 大苦悶 のジミー先生
それを見守る娘も同じ 「身を焦がれる想い」 とはまさにこのこと(笑)

「…!」気を絶しドゥと倒れるその元に急いでかけよる老師と娘 腕を浸した の壷がブクブク泡立つのを見届けて 「…これでいい、中へ運ぼう 一ヶ月間薬をつける必要があるが、彼の世話はお前にまかせる」

(さてそれから幾月か)

ガッタンゴットン響く音。 ステップ踏むたび滑車で上がる石の槌、その振り下ろされる先には黒く輝く 鉄の拳が−
てなわけで! 一度観たら忘れられない(あまりにインパクトありありの) 『鉄拳製造マシーン』 登場の このシーン(先のシーンの続きから)『 きを入れた』『 の拳』を(♪しばしも休まず)『 いて える』ってんだから もぅ問答無用で納得するより他になしっ!!(爆)

「俺に両腕があったなら、この腕で防御しもう一方の腕で攻撃できる。 しかし 片腕では相当鍛えなければ攻撃と防御はできない  一撃 で敵を仕留めなければ!」

…と、ここまでの前フリで唯一残った 片腕 一撃必殺 の威力を秘めた武器であること観客へのスリコミ十分・明々白々 (一発でも) 『当てれば勝ち』という図式が その不自由さ(ゆえのアクションの制約)という ハンデ を補ってあまりある、 カタルシス を観るモノに与える これまさにアイデアの勝利!(歴史に"if"は禁物ですが、もし "ジミー先生に足技あらば" かような大傑作の産まれる余地はなかった、かも)

てなわけで(偵察がてら)娘を伴い半年ぶりに街に出かけたジミー先生 懐かしの道場を覗いてみれば なんと 『高橋道場 の看板が?(「ここの連中は悪党だ 関わらない方がいい!」と通りすがりの村人Aに諭される一幕)

その頃茶屋にて独りジミー先生を待つ娘
そこに現れたのは 憎き仇敵がひとり 『テコンドーのキム』

わが師・わが友・わが腕の、 今切って落とされる復讐の火蓋!!

(以下、片腕ドラゴン(第11回)に続く!)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第226回

「片腕ドラゴン(第10回)」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」