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心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第247回
アイスランド
…というわけで、今回の作品は!
アイスランド(NEW ALCATRAZ)だっ!
ストーリー
南極点より20km
世界を脅かす凶悪犯を隔離するため
極秘裏に建設された
国際刑務所
"ニュー・アルカトラズ"−
過酷な自然条件により外部から遮断・最先端のセキュリティシステムを完備した、脱出不能・難攻不落。 まさに地獄の最下層=
絶対地獄
コキュートス
(だがその地の底深く、大いなる異変が?!)
地下熱源を得るための掘削作業ボーリング中、深度2,700mで突き当たった
空洞
状の巨大な岩盤。 その内部に閉じ込められた
高圧ガス
噴出の恐れがあるも工事を強行、だが爆発的に噴出したガスにより坑道は一部損壊、幸い被害は最小限に食い止められたかに見えたの−だが?
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一方その頃、ロシアの圧制に対抗するため
北朝鮮
より
ミサイル
を買いつけた、独立国家チェチェンの国防相 だがその帰路の飛行機を
アメリカ軍
が強制着陸、国際重犯罪者として"ニュー・アルカトラズ"へと強制送還される事に? (「内政干渉だ」との抗議に対し)
「君たちが実際に使う意思があったかは問題ではない…持っていることそれ自体が国際平和を脅かす大罪なのだ!」と一笑に伏す刑務所長
てなわけで新たに"ニュー・アルカトラズ"の住人となった国防相(名はユーリ・ブレジコフ)
「ハッカー」「爆弾魔」「スナイパー」「化学兵器のエキスパート」
などなど一癖も二癖もある
『個性的な』
お仲間に迎えられることになるわけです、が−?(ここで話が元に戻って)
一夜明け、崩落現場に大異変? なんと大氷壁に穿たれた、遥かに延びる氷の通路− "すわ、囚人の脱走か?!"と慌て点呼も全員獄中(そも、数人がかりで掘ろうともなお数日はかかろうかという大規模なモノ) そしてその中から現れたのは 全長数十メートルにも及ぶ悪魔のような
巨大な大蛇!!
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さてこちらは古代化石の発掘現場、研究にいそしむロバート&ジェシカの
古生物学者
トレントン夫妻の元に降り立つ政府の役人。
南極の地下深く、ほぼ純粋な
窒素
(=不活性ガス)
で満たされた巨大な空洞が発見され、
数千万年前の状態が保存
された内部から
太古の"爬虫類"
が現れた。 ついては専門家の意見を仰ぎたい、と−
願ってもないチャンスに一も二もなく飛びつく夫婦、だが"聞くと見るとは大違い"
いざ南極に辿り着くも、管制塔の指示がないまま
強行着陸
タイムリミット
はあと12時間−それ以上は
燃料凍結、離陸不能
の恐れがある、と。 そしてセキュリティを解除して足踏み込んで見たものは、ナニモノかに破壊された施設の残骸 僅かに生き残った職員の姿
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トレントン夫妻と同乗、救援にかけつけた
特殊部隊
の掃討作戦−
だが「トンネル内をバギーで進む振動が、ヘビをこちらに引き寄せる」との提言が一笑に伏され 結局部隊が
全滅
するなど、専門家を招いたメリットまるでなし!(だいたい"全滅"ってのも半分は
"同士討ち"
と
"自爆"
なんですよねー)
…と、ここで『主役』のこの
大蛇
ニシキヘビを思わせる体に、鋭利な武器となった錨状の尾の先端
− なんだか、まるで
「パイソン」じゃん?と思ったら!−事実(製作会社が同じか何かで)もろ
デジタルデータ
を使いまわしの
再利用
。 イヤこれは着ぐるみの再改造とはその意味が違い100%劣化なし! しかもその「動き」というかプログラムという名の魂も永遠不滅(オブライエンやハリー・ハウゼンといった「匠の技」が時と共に失われていくことを考えたら?!) 中島春雄のモーション・キャプチャー早くしないと今のうちっ!(閑話休題)
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かくて部隊は全滅し (飛行機離陸の)残り時間もあと僅か。 しかも高度なセキュリティが仇となり、刑務所内から脱出不能 さらに中には飢えた大蛇がっ! まさに絶体絶命、八方塞がり・四面楚歌。 ここで最後の非常手段、
囚人たち
を解放し、呉越同舟共同戦線!
…と、ここでさんざん前フリされてた、各分野エキスパートの囚人パーティ
特殊技能
をフルに使った手に汗握る攻防戦は『お約束』…と思ったら?!
「壁を爆破し掘って行くのは?」「壁が厚すぎ爆薬足りない」
「システム侵入、電子ロックを解除して−」「死んだ担当者の生体識別データがなければ認識不可能」 …って、全然まったく
役立たず
! しかしまぁこれだけ多彩なキャラ設定をふっておきながら ほとんど生かされぬまま終わっているのは
(イロイロ構想はあったんでしょうけど)そこはそれ、先立つモノがなかりせば(本作品、GCIを多用して思ったりよりも低予算?)
そんなこんなで『個性的な面々』が無個性にバックンバックン喰われるうちに どうにかこうにかリミット寸前 輸送機に辿り着いたユーリ&トレントン夫妻の生き残り三人組。 だが離陸直後 「
なんかヤケに重いな?氷の塊でも積んでるんじゃ…(ゲボッ!)」と、副パイロットの胸を背後からドシュと貫く生身の凶器 シュシュシュシュ…と聞こえる吐息に振り返って見たモノは−
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(再び三度絶体絶命大ピンチ)
だが一瞬のスキをつき 後部ハッチを全開に。 大蛇の首に巻きつくロープ そしてもう一方のその端は−
風孕み、ヴァと膨らむ
パラシュート
たまらずズズと、機外に引きずり出される大蛇の巨体 だがその刹那ユーリの足にシュルンと巻きつくソノ尻尾−
全長数十メートルに達する大蛇の
全重量
をっ!
風を受け、まさに満帆 パラシュートの
全抵抗
(×飛行機の巡航速度)をっ!
その
二本の腕
で支えハッチにしがみつくブレジコフッ!(爆)
イヤさすがはチェチェン国防大臣 まさに
史上最強生物兵器(笑)(弾道ミサイルなどマジ不要では?)
必死で引き上げようとする夫妻の想い、届かず
虚空に投げ出された大蛇とユーリ その姿が吹雪く霞の中 徐々に、遠く−(完)
…という作品なんですが!
「南極の氷の下から太古の巨大生物が−」てな設定が
「原子怪獣現わる」
「死の大カマキリ」 などの古き良き50年代怪物映画を連想させる本作品
「なんでまた
極寒
の南極で(「その当時」はどうであれ)変温動物の
大蛇
=爬虫類が?」てのは誰しもがまず真っ先に浮かぶ疑問かと思いますが
『氷の煉獄から年を経た蛇が蘇る』
なる設定が
聖書的
シンボルにおいては実に不吉なシチュエーション! …って、なんか「ユダヤ陰謀史観のトンデモ本」的解釈ですが(笑)案外「元ネタ」はそんなところにあったりして
…というわけで、きまぐれムービーシアター第247回
「アイスランド」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」