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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第254回
ザ・ネスト


…というわけで、今回の作品は!

「害虫駆除」のこの一本!

ザ・ネスト(THE NEST)だっ!

ストーリー


さて、以前紹介 「スラッグス」 を アウトドア派(?)とするならば、不快害虫のもう一方の雄・インドア派代表格はなんといってもこの ゴキブリ!  −てなわけですでに ストーリーの大半は語り尽くしたようなもんですが(早っ!)  突然変異 のゴキブリの群が 生き血をすすり生肉喰らう  (ゴキブリ嫌いには)鳥肌モノのゲロゲロ映像テンコ盛り(汗) それがこの「ザ・ネスト」だっ!

"寝ぼけまなこで手を伸ばす、カップの中にバシャバシャ泳ぐ黒い陰?"
−と、出だし冒頭つかみの場面でイキナリもぅピリピリした雰囲気になってますが(汗) 舞台は平和な 小島 ノースポート。 風光明媚な土地柄以外、特に「コレ」と言うモノもない場所なんですが ここ最立て続けに観光客が行方不明に?!

と、いったところに 主人公 =保安官 のリチャード)の 幼馴染 =町長の娘 ・ベス)が「帰ってきて」 これで役者はそろった という感じですが(もう?) 「以前はなかった」企業誘致の夢の跡・バイオ企業『インテック』の廃墟近くで発見の 露骨な肋骨・ズル剥けになった犬の死骸?! −を、調べるために「本社」から来た どこか危ない美人学者のハバード博士。  を仕掛けて"襲撃者"をGETするも 子猫を平然と 生餌 に使うあたりがどうにもMAD

(てなわけで)犬&猫を襲ったモノの正体 それはかってインテック社が 生物農薬として実験開発・放棄 した  遺伝子操作 『共食い』 をする新種のゴキブリ(ハバード博士は担当主任。 生身はおろか、分厚い実験手袋にも穴を開ける『性能』に「すごいわ…」と喜悦恍惚するあたりがますますMAD!)

互いにその身を喰らった後に 一代限りで使命を終えるその筈が、いかなる「手違い」 大繁殖 ・島中全土を覆うほど?!(観光客の行方不明はそのプレリュード そして食品店の肉の包みが喰い荒らされたり、廃墟近くの 洞窟 内で奇怪な肉塊(卵鞘=卵のパッケージ)を発見したり (ついでに時限爆弾も←伏線) で徐々に高まる旋律に クライマックスあと僅か!)

…と、どうでもいいことなんですが 肉の包みに残された 黒い粒々  主人公の友人・害虫駆除屋のホーマー「鑑定」のシーン 無造作に 口に運んでポリンポリン 「−ちょっと大きいけど"パリプラネタ"だな。 つまりは ゴキブリの糞 」てのは勘弁してくださいよ〜!(泣)

(そして始まる)
「お待たせしました」 怒涛のごとき蟲の群!

…と、ここで一言断っておきますと本作品 「この手の映画」に定番の(犠牲者たちの)特殊メイクは まぁ大したことレベルなんですが 本作の「売り」はそこにはあらず、  非常識 なまでの 『ホンモノ』投入の 大物量作戦 がそのかなめ!!

てなわけで『食いちぎられた犠牲者の死体にゾロゾロ群がるゴキブリの図』−てのも相当「クる」絵ではあるんですが むしろ 『日常の中の非日常』  (愛を確かめあった)リチャードとベスが バスルームで開けたトイレの 「水タンクに直方体に詰まってる」 とか(汗)  「骨折して身動きできないギブスの中を食い荒らされる」 シーンとか(ヒィーッ!)

(そして"個人的には"本編最大のクライマックス!)

レストラン厨房でのウェイトレスとの攻防戦!

(肉に群がるゴキブリのパテを レンジ でチン! −とか)
ジューサーミキサー で粉砕したり フライヤー でカラリと揚げたり トースター でこんがり焼いたり等等々!

およそ食品産業の舞台裏、あってはならぬ 衛生事故 が次々とっ! −って、いやあのその(汗) 前述の「スラッグス」でもナメクジを野菜ごとスライス=サラダにするシーンがありました、が「アレ」がなんだか「作り物」っぽかったのに対し 今回の「ソレ」は(なんというか)かなり 強引な力技(滝汗)

(てな事言ってるそのうちに 紙数も尽きてきましたがっ!)

この緊急事態に一時は(ベスの父親・町長が)「インテック」本社にかけあい  薬剤 を散布するよう図らうも、そのクスリは 人体にも致命的 であること・既に 耐性を持つ変種 が発生していることが判明 (さらに 洞窟 内の卵には『隔離保護』の 次世代 が?) すわ一大事・作戦中止− としたところ! ゴキブリに食い破られた電話・電線ケーブル切断=音信不通。(さらにBADなニュースがひとつ )『万一の場合は 灯台に明かりをつけて中止のサイン』が実行不能?!


必至の復旧作業にあたる一方、ベスの身にも迫る危機?!「(実験地を提供する代わり)島の開発を約束すると−」てな裏事情を町長である父から聞かされてる最中「ハタ」と気づけば家の中が ゴキブリ屋敷 ?! (このピンチに我が身を犠牲に娘を助けるわけなんですが) その頃リチャード達の目の前にアンビリーバボーなクリーチャー、 ゴキブリ&猫 混成種 「−食べたモノになるんだわっ!」(って、食品店の豚とか牛も?)

そして再びベスの家、悲しみに沈む背後にミシリ・ミシリと忍び寄る
「死んだはず」だよお父っつぁん?! −の皮がベリベリ破れ、中から出てくる等身大の混成種!!
(今「食べたばかり」なのにっ?!)


そんなこんなで夜明け前(結局 猫蟲と親父蟲はアッサリ殺られるわけなんですが)薬剤散布のタイムリミット後わずか
灯台 の明り点灯・群を統括支配する 女王 (いるんです、そういうのが)滅殺の二大作戦同時決行 洞窟内の (先に発見) 時限爆弾点火して ゼロ・アワーに向け時計の針が加算・減算カウントダウン!!

−そこに登場−
【人蟲融合】 なんだか分からんオブジェのような 【ゴキブリ女王】
悪行の報いか五体バラバラにされるハバード博士 間一髪脱出のリチャード&ベス

(そしてついにカウント・ゼロ!)
こうでなくちゃの 大・爆・破!!

(灯台も無事に点灯 ギリギリ危険が回避され) ヒシと抱き合う恋人たちの足元で 黒い陰がカサ、カサ。 −と(完)


…という作品なんですが!

やっぱ ホンモノ 使っちゃダメですよ〜(泣) (まぁソレは置いといて) この映画、実は(?)モノスゴイ 低予算 !− (「インテック社」なんて電話口の向こうだけでついにその実態見せず。 ラストシーンも本来薬剤散布に向かうヘリ(飛行機?)の映像あたりをカットバックで見せ危機感を煽る場面なんでしょうけど、チャチなミニチュア一機見せるでもなし)− の割に『観られる』作品になっているあたり、さすが製作者ジュリー・コーマン。 ロジャー"ハリウッドで100本の映画を作り、しかも10セントも損をしなかった"コーマンの妻、というべきか

(今気がつきましたが 「モスキート」 「スティンガー」 「ティックス」 と「巨大害虫モノ」の学者がみな女性なのは なにかの符号?)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第254回

「ザ・ネスト」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」