Sponsored Link
きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第258回
死霊のはらわた


…というわけで、今回の作品は!

「基本が大事」のこの一本!

死霊のはらわた(THE EVIL DEAD)だっ!

ストーリー


さて毎回「世界の怪作・奇作」をお届けしている当シアター。 「あまりに メジャー」な作品は つい取り上げるのが遅れがち…なんですが! たまには基本に立ちかえり 『誰もが知ってる』 タイトルをとりあげて見るのもまた一興−。

(そういやたしかこの映画、ロードショー公開&ビデオ発売=同時の記憶がチラホラと? ←昼間「新作レンタル」してきたビデオ 「オールナイト上映」の後に観たような気が)

人里離れた山奥の小屋、バカンスに訪れた5人の若者。  "ブルース・キャンベル" こと アッシュ その恋人リンダと妹シェリル。 友人スコット&恋人シェリー。 彼等が地下室で発見した奇妙な書物「 死者の書 (ナチュラン・デモント)」と古ぼけた1台のテープレコーダー、そして髑髏の柄の短剣。 戯れに再生したテープから流れてくるのは「先住者」である学者の残したメッセージ "…本の呪文を唱えると この世に死霊がよみがえり…"(そして始まる呪文の詠唱)

てなわけで以下よみがえった『邪悪な死者』との血で血を洗う攻防戦・恐怖の一夜の幕が開き…となるわけですが「スプッラタブームの火付け役」とも言われる本作品 (たしかに血ノリはドバドバ出ますが) その真髄は 『出るぞ出るぞ』 と思わせたうえでの "ビックリドッキリ" その駆け引きタイミング!!

第一の犠牲者はアッシュ妹のシェリル。 死霊の囁きフラフラさ迷う夜の森、地を這いシュルシュル迫る枝、手足に絡み服を裂き、中の一本股間にグサリと?! イヤもぅこの("触手モノ"を思わせる) "木の枝レイプ"微妙にアンアン感じちゃったり 結構スキなシーンですが(笑)  からくも逃げ帰ったシェリルの言葉 「森が生きて襲ってくる」 を俄かに信じられぬ一同 だが強引に山を降りると主張するシュリルを送り車を出したアッシュが見たもの、ソレは来るとき通った『橋だったモノ』の残骸
"生きてココを出られない"と泣き崩れるシェリルであったが…。

"…死霊の憑依を解く方法はただひとつ、五体をバラバラに切断すること…"
解決の糸口を探すため、テープの残りを聞くアッシュ。 が、− 「なぜ我々の眠りを覚ます−?!」フワリと宙に浮くシェリルの形相 ヒトでなく−「お前らも死ぬんだ…ひとりずつジックリとな!」

(このシーン "窓を背"にして(結構ギクシャク)浮くんですが 「窓の外から」スタッフが支えているのが丸分かり!(爆) 他にも『噂の』シェイキイ・カム(だったかな?)とか「手作り感覚」溢れる特撮の数々、その血を熱くたぎらせるものが)

さて、ここまで前半40分 全てのお膳立てが整ってからラストまで ノンストップ血みどろホラーアクション がもぅ"これでもか"のツルベ打ち! プツンと糸が切れたかのように崩れ落ちるシェリル。 ソロソロとその様子をうかがうと− 「!」 床に散らばる鉛筆一本握り締め、ガバと跳ね起きリンダの足にグサリブチブチ(これがメチャクチャ痛そーな!) 形相が悪鬼のソレと代わるシェリルを 地下室 蹴落とし上から跳ね蓋クサリでガチリ−

さらにシェリーが悪鬼に変貌("恋人"スコットに)斧で 五体をバラバラ にされ 足が動けぬリンダとアッシュに 「お前の彼女だろ?オレは関係ない!」 と出ていくスコット 地下のうめきを聞きつつリンダの看病アッシュの眼前、足の傷から蜘蛛の巣状に走るヒビワレ?! 「ヒーヒヒヒッ!」と白目を剥いて不気味に笑うリンダの姿に一歩、二歩 戸口まで後ずさるアッシュの肩をグイと掴むは血みどろ頻死のスコット無残 「…森が!」

ひとりアッシュが四面楚歌
まさに ロイヤルランブル・一人時間差デスマッチ!!

狂鬼のリンダが(短剣に)胸貫かれて『死亡確認』 チェーンソーで「とどめ」をさそうとするも、情に流され実行できず。 で、結局は外に埋葬、立ち去ろうとした時に墓標の下に光るのは愛の証の ペンダント (劇中アッシュがプレゼント) ソレを拾おうと手を伸ばした瞬間、墓からガバッと手がキャリーッ! ムックリ起き出すリンダが迫り、ジャンプ一閃ダイビング!…に合わせたスコップ 首を刎ね ドバドバ注ぐ血のシャワー!!

やっとの思いで小屋に戻ると、地下室の扉が開いてシェリルがいない?! さらに幾多の 超常現象 (これまた低予算で実に効果!) 『外のシェリル VS 中のアッシュ』 窓とドア、間にはさむ攻防戦!(この時の「出るぞ出るぞ」感がもぅサイコー!)ドア越しにズドンと一発退かせ…の背後でムックリ起きだすスコットゾンビ (さらにドアをバリバリ シェリルが中に)

限界ギリギリ大ピンチ!!
(その時死霊たちの動きに異変が?!)

ギシギシときしむ体から立ちのぼる煙
ふと目をやると乱闘の最中、暖炉脇に投げ出された「死者の書」が炎に炙られブスブスと−

「!!」 最後のチャンス、手をのばし本を取ろうとするアッシュの足元をすくうスコット。 ズルズル暖炉が遠ざかり(もぅダメか?)その時ふれたペンダント。 本に届かず二度三度、投げたメダルが表紙にかかり手元引き寄せ暖炉の中へ!

(メラメラと燃えあがる苦悶の装丁)
臓物をブチ撒け砕け散る邪悪なる死者!!

(汚物と腐臭と蠢く蟲にグズグズと崩れ行く怨嗟の呻き)
" Join…us! (仲間になれ) Join…us"


一夜開け、陽光の下フラリと一歩踏み出すアッシュ
穏やかな風、眩い朝陽に目を細めつつも悪夢の一夜、記憶の残滓がチリ・チリと−


−の背後から風を巻き小屋を突き抜け戸を突き破り迫る影にふりかえったアッシュの驚愕悲鳴の口が
(絶叫)
−完−


…という作品なんですが!

ちょ〜ど 80年代  狂乱のビデオバブルが始まったかどうか−のこの時期ちょっと前、 「地獄の門」 とか 「ビデオドローム」「クリープショー」 (それに本作)といったあたりが 口コミ でその噂伝わりマニアが 輸入ビデオ を観て騒いでた(プロレスに例えるならば) 『まだ見ぬ強豪』が十分リアルであった) 古き良き時代

"スゴイ凄い"とさんざん噂の(満を持しての)ロードショー(で、"ヤッパリすごかった"わけなんですが)
よりによって「死霊のはらわた」なんつー ナニも考えてない邦題をつけたがために、 これ以後どれだけ巷に『死霊』があふれることになったやら−

イヤしかしこの映画モチロン面白いこと一級品なんですが、ツッコミたくなる 「笑える」 要素も数知れず(笑)
個人的には『(やたら) 家具の下じきでもがくアッシュ 』の過剰演技がお気に入り!なんですが この路線がシリーズを追うたび次第に強化、いつの間にか本シリーズ コメディ・ホラー(?)へ変貌していくことに−


…というわけで、きまぐれムービーシアター第258回

「死霊のはらわた」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」