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きまぐれムービーシアター

  心に残るあの迷作を!
    世界の怪作・奇作 大集合!

「お楽しみはここまでだ!」

第262回
プロムナイト


…というわけで、今回の作品は!

「美女の悲鳴」のこの一本!

プロムナイト(PROM NIGHT)だっ!

ストーリー


「合衆国は人種の坩堝!」


(って、のっけからナニ言い出すかとお思いでしょうが)それゆえ 『美女の基準も千差万別』 (人によっては)「えぇコレが〜ッ?!」てなご面相で堂々ヒロイン演じていても「ソレはそれ!」(ヒデェ言い方)  …と、いうわけで! 『元祖』 スクリーミング・クィーンの「ひとり」(?)ジェイミー・リー・カーティスの 「ハロウィン」と並ぶホラー映画の代表作・「プロムナイト」の登場だッ!

"鬼が来た… 殺せ!…殺せッ!!"
煉瓦造りの古びた廃校にこだまする声。

「行こうよ姉さん、入れてくれないよ!」 幼い声をふりきって、中に駆け込む少女ロビン だが "鬼ごっこ"に夢中の『先客たち』は子供特有の残酷さで『新参者』を追い掛け、追い詰め 「!」 瞬間、たわんだ を突き破り眼下に落下 ピクとも動かぬ体の下にジワ、と広がる朱の色を前に−

「すぐに−!」(知らせよう、とひとりがするを制して)「警察につかまってもいいの?!」「誰にも言ってはダメ−」「4人しか…知らないことよ」地面に横たわる瀕死の少女を横目に逃げ去る一人の少年・少女が3人

(そしてそれから6年後)

−悲しみの墓前に花を手向ける父と母、弟アレックスと姉のキム−
『変質者の仕業』とされた事件は結局のところ半ば迷宮 「生きていれば(プロムの)女王に選ばれたかも知れないのに…」と悲しみに沈むキムは今年の女王「(雑用係で手一杯)パートナーを探すヒマなんかないよ」とこぼすアレックスが共に通うハミルトン高校…って、ジェイミーこの時二十歳そこそこ『ハイティーンを演じる』にさほどムリないお年頃…のハズなんです、が!

20代後半の『キャリー (シシー・スペイセク) 』より老けて見えるは単なる気のせい?!(汗)


(−と、ここで)
タイトル元にもなってる 『プロム』  「サマーキャンプ」とならんでホラーの定番 されど日本人には馴染みが薄い−てか単なる『卒業パーティ』とはその意味合いが全く違う(=そうです・受け売り) 子供から大人への通過儀礼、青春の象徴 それゆえプロムを舞台にしたホラームービーも自然「青春映画」の色彩を帯びてくるんですけど、も−

イヤその『青春』部分が長い、長い−!(汗)


(今は成長した)かっての"鬼ごっこのメンバー"にかかってくる不気味な電話 いわくありげな用務員、病院から逃げ出した(ロビン殺しの事件で)唯一犯人と目されている容疑者 (追跡中に車が炎上、全身火傷で精神障害=でも無実…ってカワイソー!) 等々の「伏線」はイロイロはられているものの「最初の事件」が起こるのが実に上映開始1時間後!!

途中(30分くらい?)脱獄囚(?)が「人質」として拉致誘拐した看護婦の『惨殺死体』が『例の廃校』で発見されるという「事件」があるも、刑事と主治医が到着した時 すでに死体はシーツの下に。  「…見たいんだが−」 との声に(お、来るぞ!)と思うもつかの間 刑事と主治医のバストショットの固定位置(チラと視線をフレーム外に) 「−ひどいもんだな」 って、いったいヒドイのはどっちですかぁ〜ッ!(怒) …と、ここで主治医と刑事の「舞い戻ったか…目的はおそらくあんた(刑事)か町への復讐−」との会話に『全身火傷』のキーワードで連想するのはバンボロクラプシー。(もしや何らかの手段で「真犯人」を?!−)などと(観る方)妄想膨らみますが、『パニックを避けるため』ひとまずこの件伏せる、ことに。

包帯男…その下にはさぞやスゴイ顔が?!…でもさっきの死体も"サービス"悪かったしなぁ〜?) と、ここで感じた"ヤな予感"が最初の事件で見事(?)にビンゴォ! プロム当日 パートナーと「一線を超えられなくて」捨て置かれ、涙ぐむ少女(当然かっての"メンバー"のひとり)の背後からそぅっ、と忍び寄る影 その手に握られた白刃がノド元にグィ、と!−

…あてられた瞬間「クワッ」と見開かれる目のアップ(え?)ドゥ、と倒れた喉にはすでにベットリ血ノリが(えぇ!)…と『その瞬間』の描写がまったくナッシング!!(イヤなにも「直接描写」が全て、とは言いませんが 他になにかやりようがなかったのかと思わずには)

(…と、まぁ以下そんな感じで)次々と葬られていく三人の少女 その頃 パーティ会場を重点警備していた警察の元に(しごくアッサリ)「犯人逮捕」の一報が伝わり「劇中では」実行犯と目されていた容疑者が実は違った「意外な」展開

では、誰が−?!
(その頃まさにパーティ会場クライマックス)

キムの父、学園長に(無期停学の罰をくらった)逆恨みの不良学生イヤガラセ、キムの恋人パートナー(実は"メンバー"最後のひとり)をステージ直前 拉致・監禁 「王」のシンボル王冠かぶってなりすまし、さて「女王」キムとのダンスのステージ ナニをしようと思った!…かは永遠の謎。 背後に忍んだ黒い影が(後ろ姿を見誤り) を一閃 転がる生首スポットライト 会場パニック大混乱!!

−そして始まる最後の戦い−

戒めを解き、ステージに現れたキムの恋人目がけ振り下ろす斧 それを奪い取ろうともみ合い・へし合い− と、この「黒覆面に黒タイツ(ではないが)」のショッカー戦闘員のような殺人鬼、とにかく 『弱い』!

斧の重さを持て余すかのようにおぼつかない足どりフラフラ− あげくにマウントポジションの体制に入ったところを(奪い取った)斧の一撃をキムに受け ヨロヨロ敗走 いやまったく「ホラー映画史上最弱」のひとりである事疑う余地なし! が、その姿、仮面から覗く眼を見て顔色が変わるキム(まさか、そんな−?!)

パーティ会場からフラフラさ迷い出る殺人鬼 遠巻きに取り囲む群衆&警察 チャッと銃を構える刑事に−
「待って、撃たないで!!」

力つき、路上にくずれる犯人に駆け寄り抱きかかえるキム マスクの下のその顔は−「アレックス!」血にまみれた愛する?! 「みんなで…みんなで殺したァ!!」 (薄れゆく意識の中、脳裏に浮かぶ昔日の記憶−震える足元に横たわる姉、一分始終を目撃していた幼い自分) だがその悪夢の記憶も意識とともに徐々に、徐々に−
−完−


…という作品なんですが!

う〜む、ヒロインの顔が『濃い』わりに内容・印象まったく希薄な本作品
(『意外な犯人』てのも途中観てたら「こいつしかいないじゃん?!」と、しか)

同じ『プロム』が舞台なら「ローズマリー」とかの方がはるかに断然グッと面白いんですが(何故か)シリーズ化(つてもほとんど関連性なし)されてることもあり知名度はこちらの方が上(だけども中味は知られてない?) ま、一種の「ネタ」として「一度」観るにはいいんじゃないかと(汗)−

(しっかし今回もまた「スクリーミング〜」という割にまったく叫んでなかったような?)

それにつけても 『人種の坩堝ォ!』
この顔なんか特に萎え々々ェ!−
でもコレって「カナダ映画」なんですよね〜
(殺人鬼の正体に気づくクライマックス)


…というわけで、きまぐれムービーシアター第262回

「プロムナイト」をお送りしました!

「お楽しみはここまでだ!」