| きまぐれムービーシアター |
心に残るあの迷作を!
世界の怪作・奇作 大集合!
「お楽しみはここまでだ!」
第265回
武林志(後編)
…というわけで、今回の作品は!
「当時の読者」なら覚えようとしても忘れられない
武林志(後編)(PRIDE'S DEADLY FURY))だっ!
ストーリー
決戦当日 会場前で(入場料を稼ぐため)煙草を売る東方旭(トンファン・シー)に声をかける何大海(フォー・ダハイ)「−しかしあの50元は?」 え?(あなたが−)と問う東方旭に イヤ何でもない、と招待券を手渡し「もしわたしが負けたら、仇を討ってくださいよ!」と豪快に笑う何館長
「…それではルールを説明します」
超満員の会場で怒号と歓声渦巻く中 今、決戦の火蓋は切って落とされた−!!
(以上、武林志(前編)からの続き)
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「…反則は設けず攻撃は自由−」 読み上げられる試合のルール。 リングから落とされるか、10秒以内に起き上がれない時は負けとする、時間無制限一本勝負=3対3の勝ち抜き戦
まずは先勝のロシア先鋒ミーシャを中堅・師範代リューが倒すも、タドロフの愛弟子ベーチカに惜敗。 だが館長の敵でなく、いよいよ大将同士の決戦か! と、思った矢先 ジャァァァ〜ン!と響く銅鑼の音 ハ、と眼をやる時計の針は11時・半 「本日の試合は明日へと延期−」 おぉ、これぞMSGの試合で聞くところの『市条例による』時間切れと言うやつか〜ッ! と思い、きや?
「…今日の酒は美味いぞ!」って、まだ外全然明るいやん!(だが、そこを通りすがりの馬車から一撃、昏倒する何大海?!)
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「…アレは事故じゃありません、明らかな殺人未遂です!」
弟子達の告発、目撃者の証言を得て 署長に進言する副官(劇中、ちょっとイイ人)に 「…過去、外国人を処罰した例はない」などのらりくらりと生返事(もちろん「お主も悪よのぅ〜」)
「警察などアテにはならん!」と憤る弟子達の中、病床の何を見舞う東方「入院の費用に−」と差し出したのは50元「お気持ちだけいただいて、お返しします。」 ムリな手合わせ・嫌がらせ、イヤな仕事をおしつけ− たのに?! その漢気に感涙の何大海 「是非とも、お願いしたいことが−」
(師範代・リューの先導のもと、殴り込みに向かわんとする弟子達。 だが、)
「やめるんだ! 東方先生は今、神州武術館の館長になられた!!」 え、と湧き上がる不満と動揺 だがそれを実力で制す東方旭。「先生があんな目にあったのに−ナニもできないのか?!」と号泣するリューの肩にそっ、と手を置き「仇は、きっと討つ!」
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その後、一杯呑んでホロ酔い気分のチャオの手下(襲撃事件の実行犯)を拉致誘拐、ボコって書かせた供述書 血の痕も生々しい『凶器』も添えての動かぬ証拠に 苦虫を噛んだ署長も「(事実を調べ)厳罰に処す!」
その頃、人型を模したサンドバッグを相手のタドロフ 激しい突き、蹴りに布地も裂ける凄まじさ!(弟子も思わず息を呑むほど)−片や新館長の指導の元、神州武術館も新たなスタートをきった、と思った矢先 「豚箱にいると思ったか?!」あざ笑うチャオの手下!
(今までの試合で)名のある拳法家はすべて倒した−そこで 『念書』をとり交わし、リングの上で決着をつけよう−との挑戦に応じる東方旭 妹と娘を神掌李の元へと送り 「…今までずっと一緒でした!」涙の妻は共に、残り。 いざ決戦の時来り−だが!
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マット上にはすでに臨戦態勢で待つタドロフ、満場の歓声、登場を促す銅鑼の響き− 一瞬、苦渋の表情を見せた東方旭、「助けに…行ってくれ!」と死のリングへ− 「…故意または偶然により、相手を死なせることがあっても−」 『特別ルール』にさらにヒートす館内(一方その頃)
「お母さーん!」今、まさに連れ去られんとする 娘・妹。そして激闘!!
このシーンで大活躍が"東方の妻の人"(戈春艶という高名な武術家、だそうな) 手が足が『舞う』度バタバタ倒れる悪漢(メインの「東方旭 VS タドロフ戦」が『異種格闘技戦』である事を考えると「功夫片」としてのクライマックスはこの集団戦闘シーンにあり!では?)
が、ここで意外(?)な強さを見せるチャオの部下 鷹爪拳(たぶん)で神州武術館のメンバーを次々粉砕。 東方の娘を高々掲げ "砕けよ!"とばかりに投げ捨てる! …をハッシと捕らえた神掌李(今、ちょうど帰ってきた) 『神の掌』がチャオの部下の胸をタン、と打つと ブフォッ!と血を吐き激しく絶命!!
「何故みんなこんなところに?東方は−」
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「…9!−」
ヒラリ、と寸前 マットに復した東方旭 同胞の、友の声にみなぎる闘志! とどめ、と襲いくるタドロフの猛攻を 実から虚、虚から実へと巧みにかわし一撃・ニ撃 リングに沈むタドロフ だがその身にも同じくロシアの威信が−
ビシィッ!と立ち上がるその胸を捕らえる八卦掌・必殺の一撃
ドゥ、と場外に落ちた瞬間、東方旭の勝利を告げる声・かき消す歓声・走りよる友 「東方クン…よくぞやってくれた!」「何先生のお蔭です!」 が、その時物陰から
キラリ−
「危ない、東方クン!」
瞬間、
凶刃から身を挺してかばった何大海の身体が グラリ、と 「先生ーっ?!」
(その後、弟子一同、東方一家の見守る中 亡骸はその名と同じ大海へ−)完
…という作品なんですが!
ま、"実践"とかするじゃなし「この手の映画」をより楽しむための「サブテキスト」として、当時「両方」買ってたわけなんですが アヤシゲ武術家呉伯焔 とか今思い出すと懐かしい名が(笑)…って(ちょっとネットで検索したら)まだ(つい最近まで?)現役じゃん!(爆) (それはさておき)「ライバル誌」が未だ現役のに比べ、早々にリタイアのマイナー誌(?)が何故かイチオシ本作品 『実物』を目にした時には「オオ!あの絵が動いてる!!」と感動したもんですが(主役も含め)いかんせん『華がない』のがなんともかんとも(汗)
…というわけで、きまぐれムービーシアター第265回
「武林志(後編)」をお送りしました!
「お楽しみはここまでだ!」